中期経営計画2020における取り組み


深層的なダイバーシティを真の成長につなげるために、多様な人材の強みや個性を生かせる組織風土を醸成

当社グループを取り巻くビジネス環境は目まぐるしく変わり、事業を展開する地域・分野およびビジネスモデルも多様化が進展しています。

第四次産業革命と呼ばれる時代において、当社グループが変化に対応し、持続的に発展していくためには、経営戦略としてのダイバーシティ推進が不可欠です。

また、海外市場が拡大する中で、事業の成長をグローバルに担える経営人材の育成も急務となっています。

「中期経営計画2020」では、人材戦略の基本コンセプトとして、「Diversity & Inclusion ~多様な力を競争力の源泉に~」を掲げました。住友商事グループとして、「一人ひとりの強みを伸ばし」「一人ひとりの強みを生かし」「一人ひとりのチャレンジを促す」ことに加え、それを支える土台として、「ちがいを認め、尊重し、受け入れる」こと、この4つを軸としています。

人材戦略の基本コンセプト図

ビジネスが多様化・高度化する中、変革期の世界で勝ち抜いていくために、多様な人材の「知」のミックスを競争力につなげていくことが不可欠であり、グローバル連結ベースの人材の多様性、特に一人ひとりの「強み」に焦点を当て、その力を組み合わせ、成長戦略推進に一層のドライブをかけていきます。

そのためには、大前提として、インクルージョン、すなわち、一人ひとりの個性が何かをしっかりと認め、そのちがいを尊重し、受け入れ、さらに競争力の源泉として生かしていく、というマインドが大変重要であり、実践に移していくことが必要と考えています。

人材戦略の具体的な施策を紹介する前に、当社グループが目指す「ダイバーシティ」とはどのようなものかを説明します。 ダイバーシティといっても、単に性別や国籍・人種・年齢といった属性の多様化、いわゆる「表層的な」ダイバーシティが形として進むだけでは意味がありません。異なるオピニオンや考え方・発想、価値観、能力、スキル、経験といった「深層的な」ダイバーシティに焦点を当て、それらをリスペクトしながら組織として同じ方向に向かい、競争力の源泉として「付加価値」や「成長」につなげていくことを目指します。

当社グループ社員一人ひとりの「成長戦略の推進」に当たっては、「深層的な」ダイバーシティを考慮しつつ、グローバル連結ベースでの適時・適所・適材、戦略的な人材登用や育成、組織づくり、そして、それを支える文化や意識の醸成を促す必要があります。

その実現には、経営からのトップダウンだけでなく、ボトムアップのアプローチも重要です。ボトムアップの取り組みの1つとして、2017年度に社長直轄の諮問機関「ダイバーシティ推進プロジェクト」を組成しました。人材・総務・法務担当役員がプロジェクトリーダーを務め、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーと共に、現場に根差した課題やポテンシャルについて、議論を重ねています。

本プロジェクトの意見や提言は、「中期経営計画2020」における人材戦略にも生かされています。海外組織でも同様のプロジェクトを立ち上げており、連携も図りながら、グローバル連結ベースで、当社グループにおけるダイバーシティを追求していきます。

このように、“Diversity & Inclusion”の推進に当たっては、会社としての長期視点に立ったコミットメントと、多様性を生かす組織風土の醸成が非常に重要です。そこで、人材戦略の各種施策の推進および充実を進めていきます。「中期経営計画2020」における施策について、大きく3つのカテゴリーに分類すると、以下の通りになります。

「中期経営計画2020」における施策例

グローバル連結ベースでの戦略的人材マネジメント

  • 戦略的な人材配置
  • 部門間ローテーションの活性化
  • グローバルHRオペレーションに必要な各種制度の構築

新たな価値創造にチャレンジする組織へ

  • 評価項目への「Diversity & Inclusion」の追加
  • 中計推進チャレンジ評価制度の導入

多様な個々人が最大限の力を発揮できる環境整備

  • 健康経営の推進
  • 付加価値を生み出す働き方の追求
  • プロフェッショナル人材の活用促進・キャリア採用の活性化
  • 人材育成施策の拡充
詳細は統合報告書2018をご参照ください。
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