2021年01月21日

循環型社会の構築を目指し、アミカテラと協業開始

住友商事は、100パーセント植物由来のプラスチック代替素材を製造するアミカテラに出資しました。今後、当社は同社製品の販売代理店として、国内外での販売や製造促進に取り組み、循環型社会の構築を目指します。

対応が求められるプラスチック問題

2019年の国際連合の発表によると、年間800万トン以上のプラスチックごみが海へ流れ込んでいると言われています。プラスチックは自然界では分解されないため、近年、プラスチックごみによる海洋汚染が深刻化し、海の生態系や漁業、観光業などに大きな影響を与えています。プラスチックの生産量や消費量を減らし、生産する場合はリサイクルを前提にする、という脱プラスチックの動きが世界で加速しており、使い捨てプラスチック製品の削減に多くの国や企業が取り組んでいます。プラスチックストローの紙への代替や、レジ袋の有料化などがその例です。

100パーセント植物由来のプラスチック代替素材「プラントファイバーセラミック®」

アミカテラは、プラスチックの代替素材「プラントファイバーセラミック®(PFC)」の製造技術を有し、PFC原料ペレットの製造やストロー・容器など成形品の販売を行っています。PFC原料ペレットは、植物を乾燥・粉末化し、デンプンや植物由来の樹脂添加剤を混ぜ合わせたもので、主な特長は3点あります。

  1. 100パーセント植物由来であるため、生分解(※)されること
  2. 既存のプラスチック製品の製造設備で加工ができること
  3. 廃棄されていた植物残渣(ざんさ)を、原料として活用できること

アミカテラは、熊本県益城町に日本での第一工場を設立し、県内の竹林から調達する竹などを原料としたPFCの製造を本年6月より開始する予定です。

住友商事との協業で広がる可能性

当社は、アミカテラの販売代理店として、当社グループの総合力を生かして、プラスチック加工メーカーや外食産業・食品メーカーなどへのPFCおよびPFCを用いた製品の紹介や拡販、用途開発に取り組み、協業を通じて、環境問題に対応した新たなビジネスモデルの確立を目指します。また、PFCの性能評価試験や認定取得のサポートなども行い、アミカテラの事業成長に寄与していきます。

当社は、サステナビリティ経営の高度化の一環として、取り組むべき6つの重要社会課題を定めています。そのうちの一つ「循環経済」では、リサイクル・省資源型の技術・商品への転換を図っていくとしています。アミカテラとの協業を、循環経済の確立に寄与する事業と位置付け、環境負荷の低減や持続可能な社会の実現を推進していきます。

(※)生分解:物質が、微生物などの働きによって分子レベルまで分解し、最終的には水と二酸化炭素となって自然界に循環していく性質

アミカテラのPFC原料ペレットとPFC原料で製造した食器やストロー


Top