特集3 経営の礎:住友商事の原点

「収益の拡大」と「経営の安定」の基礎となるもの、すなわち住友商事の価値判断の拠り所は、住友400年の歴史に培われた「住友の事業精神」であり、「住友商事グループの経営理念・行動指針」です。住友商事グループが持続的な成長を目指すうえで、事業活動の根幹となるものと位置づけています。

住友の事業精神

「住友の事業精神」は、創業以来400年以上にわたって住友グループ内で継承・堅持されてきました。その骨子は、「住友の事業活動は、信用を大事にして誠実・健全を心掛けるとともに、時代の転換点では自ら率先して構造改革に取り組むことで、自社のみならず社会にとっても有意義な価値を生み出すものでなければならない」というもので、今日でも十分に通用する普遍的な価値観を謳っています。

住友商事グループの経営理念・行動指針

この「住友の事業精神」を基に、今日的かつグローバルな視点を加えて、整理し直したものが「住友商事グループの経営理念・行動指針」です。

前文にある「常に変化を先取りして新たな価値を創造し、広く社会に貢献するグローバルな企業グループ」は、住友商事が「目指すべき企業像」を表しています。

経営理念第1項目の「健全な事業活動を通じて豊かさと夢を実現する」は、住友商事の「企業使命」を、第2項目の「人間尊重を基本とし、信用を重んじ確実を旨とする」は、住友商事の「経営姿勢」を、第3項目の「活力に溢れ、革新を生み出す企業風土を醸成する」は、住友商事の「企業文化」を、各々表現しています。「行動指針」は、経営理念を実現するための企業及び役職員の行動のあり方を定めたものです。

住友商事は、経営理念に示された価値基準をグループ内で共有し、個々の事業活動において実践することで、全てのステークホルダーの経済的・社会的価値の実現や向上に貢献していきます。

住友商事グループの経営理念・行動指針

目指すべき企業像

私たちは、常に変化を先取りして新たな価値を創造し、広く社会に貢献するグローバルな企業グループを目指します。

経営理念
<企業使命>

・ 健全な事業活動を通じて豊かさと夢を実現する。

<経営姿勢>

・ 人間尊重を基本とし、信用を重んじ確実を旨とする。

<企業文化>

・ 活力に溢れ、革新を生み出す企業風土を醸成する。

行動指針

・ 住友の事業精神のもと、経営理念に従い、誠実に行動する。

・ 法と規則を守り、高潔な倫理を保持する。

・ 透明性を重視し、情報開示を積極的に行う。

・ 地球環境の保全に十分配慮する。

・ 良き企業市民として社会に貢献する。

・ 円滑なコミュニケーションを通じ、チームワークと総合力を発揮する。

・ 明確な目標を掲げ、情熱をもって実行する。

 

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