2022年08月04日
住友商事株式会社

航空機アフターマーケット事業の拡大に向けた米国Werner Aeroへの出資について~資源の有効活用と持続可能な航空業界の達成に向けて~

住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭 誠之、以下「住友商事」)は、米州住友商事会社を通じて、退役機の調達、部品の取下ろし・修理・販売を行う航空機パートアウト事業を手掛ける Werner Aero, LLC(本社:米国ニュージャージー州、CEO:Mike Cazaz、以下「Werner」)に51パーセント出資しました。

航空業界では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、航空需要が一時的に低下したものの、国際航空運送協会(IATA)による予測では、2023年を目途に航空需要はコロナ禍以前の水準まで回復し、その後も近・中距離路線を中心に右肩上がりを続ける予想です。航空需要の回復・増加に伴い部品の需要も高まる中、世界的な資材価格の高騰や航空各社のコスト削減方針拡大により、新造部品に比べ安価な中古部品の需要もより一層増加する見込みです。

Werner は、米国での約30年にわたる航空機パートアウト事業を通じて、数多くの航空会社とのネットワークを持ち、高い在庫管理力に加え、機材調達力や部品販売力を有しています。需要の高い近・中距離路線に用いられるナローボディ機体やリージョナルジェットの取り扱いに強みを持ち、コロナ禍でも堅実な経営を行ってきました。

住友商事は、世界トップクラスの航空機リース事業を手掛けるSMBC Aviation Capitalや、エンジンリース事業を手掛けるSMBC Aero Engine Leaseなどの航空関連事業を手掛けています。本株式取得に伴い、住友商事の信用力・資金調達力、知見を掛け合わせ、Wernerの事業拡大につなげるとともに、機体パートアウト事業に参入することで、航空機リース事業、エンジンリース事業とのシナジー創出を進め、航空機アフターマーケット事業を拡大させていきます。

住友商事は航空機アフターマーケット事業を拡大により航空機部品の再利用やリサイクルを通じて資源の有効活用を進めるとともに、航空業界の持続可能な安定成長に貢献していきます。

会社概要

会社名 Werner Aero, LLC
代表 Mike Cazaz
所在地 19 Industrial Avenue Mahwah, NJ 07430, The United States of America
設立年月日 2022 年 7 月 20 日(注)
  • Werner は、1993 年に設立された Werner Aero Services, LLCより設立・事業移管された会社です。
    現在、Werner Aero Services, LLCはWernerの純粋持株会社となっています。

住友商事のマテリアリティ(重要課題)

住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に以下のマテリアリティに資する事業です。

地球環境との共生地球環境との共生
地域と産業の発展への貢献地域と産業の発展への貢献
快適で心躍る暮らしの基盤づくり快適で心躍る暮らしの基盤づくり
多様なアクセスの構築多様なアクセスの構築

人材育成とダイバーシティの推進人材育成とダイバーシティの推進
ガバナンスの充実ガバナンスの充実

本件に関する問い合わせ先
住友商事株式会社 広報部 報道チーム
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