米国交換用タイヤ流通事業会社TBC Corporationの事業再編について

住友商事株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO：兵頭 誠之、以下「住友商事」）がCompagnie Générale des Établissements Michelin（本社：フランス クレルモン・フェラン、以下「ミシュラン」）と米国で共同運営するタイヤ流通事業会社のTBC Corporation（以下「TBC」）が、全米で広くタイヤ小売チェーンを展開するMavis Tire Express Service Corp.（本社：米国ニューヨーク州、以下「メイビス」）に対して、米国内に595店舗を展開する直営小売部門を譲渡するとともに、今後TBCがメイビス向けのタイヤ供給を担うことで合意しました。

TBCは卸売、直営小売、フランチャイズ事業を通じて、米国、メキシコ、カナダにおけるタイヤ供給および自動車の修理・メンテナンスサービスを行っています。中でも業界トップクラスの倉庫ネットワークと取り扱い規模を誇る卸売事業と、全米にわたる店舗ネットワークを持つフランチャイズ事業を注力事業に位置づけています。今般、TBCは直営小売部門を売却し、卸売事業を拡大することで、今後は、サプライチェーン高度化（Supply Chain as a Service）を通じた収益の柱となる新規事業の開発、デジタルイノベーション推進、人的資本への投資など、経営リソースの注力事業への集中により事業効率を高め、さらなる成長と収益力の向上を実現します。

住友商事は、引き続きミシュランとのパートナーシップのもと、地域住民の快適で心躍る暮らしの基盤をつくるとともに、北米地域におけるモビリティ社会をはじめとする産業の発展に貢献します。

住友商事のマテリアリティ（重要課題）

住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ（重要課題）』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に以下のマテリアリティに資する事業です。

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