水酸化リチウムの国内製造に向けた協業に関する基本合意書の締結について

住友商事は、豪州のリチウム鉱山会社のLiontown Resourcesと水酸化リチウムの国内製造に向けた共同検討を開始することに合意しました。

リチウムは、脱炭素化に向けて、今後市場拡大が見込まれる電気自動車や蓄電池に用いられるリチウムイオンバッテリーの正極材の原材料で、代替や少量化が難しい中、電気自動車の普及拡大に伴い、需要量の大幅な増加が想定されており、安定供給確保が喫緊の課題となっています。

Liontown Resourcesは、世界トップのリチウム生産量を誇る豪州でリチウム鉱山の開発を行う会社です。同社が開発を進める西オーストラリア州のキャサリンバレー鉱山は、高品位かつ豊富な資源量を有し、2024年中頃からリチウム精鉱の供給を開始する見込みです。

住友商事は、鉱物資源に恵まれた資源大国にあるLiontown Resourcesと協業し、キャサリンバレー鉱山で採掘・選鉱されたリチウム精鉱を原料に、水酸化リチウムを製造、国内外リチウムイオンバッテリー市場に安定的に供給する一連のサプライチェーン構築を目指します。

住友商事とLiontown Resourcesは、相互の強みを発揮し、リチウムの安定供給に寄与し、さらには脱炭素化社会の構築に貢献していきます。

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