2023年10月30日
住友金属鉱山株式会社
住友商事株式会社
チリ共和国 Quebrada Blanca (ケブラダ・ブランカ)銅鉱山開発プロジェクトの 開山式について
住友金属鉱山株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野崎 明)および住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭 誠之)が、カナダの資源メジャー企業テック・リソーシズ(Teck Resources Limited、本社:カナダ ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市)とチリ共和国において共同で推進しているケブラダ・ブランカ銅鉱山(以下「QB銅鉱山」)の開発プロジェクト(以下「QB2プロジェクト」)につきまして、現地時間10月26日に開山式を執り行いました。
開山式には、チリ共和国ガブリエル・ボリッチ(Gabriel Boric)大統領をはじめとするチリ共和国の政府関係者ならびに日本の政府関係者、地元コミュニティ関係者、金融機関、プロジェクト関係者など、約400名が列席されました。
本プロジェクトは、今後、鉱石処理量および銅精鉱生産量を徐々に増加させて参りますが、フル操業への到達後QB銅鉱山は世界有数の生産量を誇る鉱山となります。
住友金属鉱山は長期ビジョンにおいて銅権益生産量30万トン/年を目標としており、本プロジェクトは目標達成に向けた大きな足掛かりとなります。
住友商事は、QB銅鉱山事業の運営に参画し、再生可能エネルギーやEVの普及に当たり必要不可欠な資源である銅の安定供給に加え、周辺地域での雇用やビジネス機会創出、鉱山周辺に生息する希少生物のモニタリングなど、周辺地域や環境への影響にも配慮しながら地域経済の発展に貢献するべく、パートナーと共に尽力してまいります。
Quebrada Blanca 銅鉱山概要
位置 | : | チリ共和国タラパカ州 チリ北部(サンチャゴ市から1,500㎞、イキケ市の南東240㎞ 標高4,400m) |
採掘方法 | : | 露天掘り |
選鉱操業 | : | 浮遊選鉱により銅およびモリブデン精鉱を産出 |
可採鉱量 | : | 銅 約7百万トン |
資源量 | : | 銅 約24百万トン ※参入時銅量 約18百万トン |
マインライフ | : | 約27年 (可採鉱量分のみ) |
平均年間生産量(含有金属量) | : | 銅 28.5万-31.5万トン、その他モリブデン、銀 |
QB2プロジェクト施設配置図 | : | 左から積出港と海水脱塩設備、送電線(紫色の線)、 パイプライン(水色は淡水、オレンジは銅精鉱)、 QB銅鉱山設備(Mill:選鉱場、TMF:尾鉱ダム、Mine:採掘ピット) |