2024年07月30日
住友商事株式会社
日本航空株式会社
インバウンド向け衣料シェアリング「Any Wear, Anywhere」、サービス拡充による利便性向上と実証期間の延長~2025年3月末まで、JAL予約番号をお持ちでないお客さまにも対象拡大~
住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:上野真吾、以下「住友商事」)と日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長、グループCEO:鳥取三津子、以下「JAL」)は、2023年7月より実証実験を実施してきた、少ない荷物での移動体験の提供と、それに伴う環境価値創出を目的とした衣料シェアリングサービス「Any Wear, Anywhere」(以下「本サービス」)について、利用者の要望を反映したアップデートを行います。JAL予約番号をお持ちでないお客さまにも対象を拡大し、需要性の検証を加速します。
実証実験の開始以来、本サービスを利用したお客さまの搭乗機材及び、フライトタイムから計算した結果、平均で1回のご利用あたり7.7kg相当のCO2を削減したことになりました。その重さに相当する平均CO2排出量は、スギの木約1本が年間で吸収するCO2量相当(注1)という検証結果が算出され、本サービスの利用による環境価値への貢献が可視化できました。また、サービス開始直後より国内外にて多数の反響があり、これまでさまざまな国の訪日旅行者の方々や一時帰国の海外駐在者の方々にご利用いただいています。
【本サービスの主なアップデート事項】
1.対象利用者の拡大
2025年3月末までの実証実験期間限定で、JAL 予約番号をお持ちでないお客さまにもサービスを拡大
2.予約のリードタイム短縮
予約締切を、搭乗予定日の1カ月前から、受取日の2週間前に短縮
(受取日と受取場所の指定は1週間前まで可能)
3.各種サイズの拡充国際基準のXS~3XL相当に拡大の上、全てのレンタル衣類の実寸情報を掲載
(性別・季節・用途ごとにトップス5着・ボトムス3着を基本としたワードローブを用意)
4.子供服の取扱い開始
ラインナップに80~160cmの子供服の取扱いを追加
5.返却場所の追加
ホテルでの返却に加え、成田空港と羽田空港のJAL ABCカウンターでも返却可能に
【延長後の実証実験の概要】
実証期間:2023年7月5日~2025年3月31日(予定)
利用方法:
1.「Any Wear, Anywhere」の予約サイト( Anywearanywhere.store )にアクセス
2.Rental Optionページから訪日シーズンや用途に合った衣料セットを選択し決済
(※衣類を受け取りたい日付の2週間前までに要決済)
3.決済後受領するメールのリンク先に衣料セットの受取日・返却日、受け取りたい滞在先情報等を入力(※衣類を受け取りたい日付の1週間前までに要入力。)
4.少ない手荷物で搭乗
5.ホテルで予約した衣類セットを受け取り
6.ホテル又は羽田空港・成田空港のJAL ABCカウンターにて返却
住友商事とJALグループは、2025年3月末までのJAL予約番号をお持ちでないお客さまへの対象拡大を通じて、更なる需要性確認をすると共に、顧客満足度の向上に向け、引き続きサービスのアップデートを図ってまいります。本実証実験をはじめとし、お客さまのニーズに寄り添いながら、環境価値も創出する取り組みを引き続き共同で検討していきます。
(注1)平均7.7kg/人のCO2削減効果あり。36~40年生のスギの木が年間で吸収するCO2量は8.8kg/本と一般的に言われていることから、一人当たりスギの木約1本分に相当
出展元:森林はどのぐらいの量の二酸化炭素を吸収しているの?:林野庁 (maff.go.jp)
関連トピックス: インバウンド向け衣料シェアリングAny Wear, Anywhereの実証実験開始について | 住友商事 (sumitomocorp.com)
■別添
本サービスの利用状況
サービス開始後、北米圏から来日されるインバウンド旅行客を中心に利用が広がっています。日本滞在が1-2週間と、比較的長い滞在期間の利用者が半数以上を占有することから、旅行時の荷物量に課題感を持ち、本サービスが解決策となっていることが検証できつつあります。利用者からのアンケート結果については下記をご覧ください。
【利用者アンケート結果】
調査期間:2023年7月5日 - 2024年7月12日