2018年08月27日
住友商事株式会社
ベルギーにおける洋上風力発電事業(ノースウェスタ―2)への事業参画について
住友商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員CEO:兵頭 誠之、以下「住友商事」)は、洋上風力発電事業開発運営会社であるパークウィンド社((注1)Parkwind、本社:ベルギー)が開発中のノースウェスタ―2(Northwester2、以下「本事業」)の株式30パーセントを2018年8月24日付で取得し、事業参画しました。
本事業はベルギー沖約52キロメートル(水深約40メートル)の北海海域において、現在開発が進められています。総発電容量は約219メガワット、総事業費は約900億円で、資金はノンリコースプロジェクトファイナンス中心に調達します。2018年内に着工し、2020年の完工を目指します。事業期間は25年間で、ベルギー政府による補助金制度も活用し、約21万世帯分に相当する電気を供給します。欧州洋上風力市場では、発電効率向上のため技術革新による風車の大型化が進んでおり、本事業では、運転開始時には世界最大の量産型風車となる発電容量9.5メガワット、全高約190mの最新の風車23基を使用します。
住友商事は、これまでにも日本、欧州、米国、南アフリカ、中国で風力発電事業に携わり、洋上風力発電事業では現在ベルギーにて2つ(ノースウィンド:216メガワット、ノーベルウィンド:165メガワット)、英国で2つ(ギャロッパー:336メガワット、レースバンク:573メガワット)の大型発電事業に参画しています。
本事業はパークウィンド社とのベルギーにおける4件目の共同事業であり、本事業でも共に開発・建設・操業に取り組みます。パークウィンド社とは、ベルギーをはじめ他国での再生可能エネルギー案件や、新技術分野での協業も検討しており、さらなる協業を目指します。
住友商事は本事業を通じて培う経験やノウハウを生かし、再生可能エネルギー事業に積極的に取り組み、グローバルに地球環境の保全に貢献していきます。
(注1)ベルギー大手小売チェーンのコルホイトグループ及びフランダース州投資会社PMV傘下の洋上風力発電事業開発・運営会社
<参考資料>
■発電所地図
■参考写真
■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に「地域環境との共生」「地域と産業の発展への貢献」および「快適で心躍る暮らしの基礎づくり」に資する事業です。
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- 住友商事株式会社 広報部 報道チーム
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