2026年01月05日
住友商事株式会社
2026年社長年頭挨拶
住友商事社長の上野 真吾による全役職員向け年頭挨拶を下記の通りお知らせいたします。
記
皆さん、新年あけましておめでとうございます。東京・大手町オフィスより、住友商事グループの皆さんに新年のご挨拶を申し上げます。
皆さんはどのような年末年始を過ごされましたでしょうか?私は、年末に関西の実家へ一日だけ帰省しました。そして正月は、今年も家族とともに静かな元旦を迎えました。1月1日には、近くの神社に初詣へ行き、毎年のことではありますが、家族の健康と、世界の平和を願いました。
2025年の振り返り
昨年を振り返ると、まず思い出すのは、大阪・関西万博です。累計で2,500万人を越える来場者があり大変盛況な博覧会でした。住友グループとして取り組んだ「住友館」も累計で85万人の方にお越しいただき、メディアでも人気上位の民間パビリオンとして取り上げられるなど、大成功だったと思います。私も2回行きましたが、いのちの物語を通じて未来への思いと未来社会のデザインに夢を膨らませる機会となりました。
また、昨年は、国際的なイベントで、多くの世界各国の大統領や首相と私がお会いできた年でもありました。そのすべての方々から、各国の経済成長や産業発展に関する当社への高い期待を表明されました。
中期経営計画2026の最終年度に向けて
国際情勢に目を向けると、昨年は、各国の政策変更、グローバルな地政学的リスクの高まりによって、世界経済や安全保障をめぐる緊張が高まった1年でした。さらに、AIをはじめとする急速な技術革新など、複雑にさまざまな要因が絡み合い、企業を取り巻く環境は一層予測が難しい状況になっています。こうしたチャレンジングな状況は2026年も続くと見込まれます。
しかし、どのような環境であれ、私たちの進むべき道、やるべきことの本質は変わりません。それは、中期経営計画2026に基づき、各ビジネスラインそれぞれのNo.1を目標に、戦略の着実な実行による成長に向けて、挑戦をさらに加速していくことです。
今年はその中期経営計画の最終年度を迎えます。また、昨年策定したデジタル・AI戦略、DAIS(ダイス)を実行していく年でもあり、もはやAIを使わないことが最大のリスクです。そして、現場を持っている各組織がそれを強みとしてデジタル・AIを駆使して他を圧倒するビジネスモデルを構築することがDAISの根幹です。営業・コーポレート・地域組織、すべての現場で、デジタル・AIを駆使して、社会や産業の変革をリードしていきましょう。
昨年の年頭あいさつでは、年始のサッカー観戦で感じた「戦略と個の力」や「自律と自責」の重要性についてお話しました。今年も同じサッカー大会を観戦しましたが、後半の半ば過ぎまで2-0で負けていたチームが、アディショナルタイムで泥臭く同点に追いつき、PK戦で勝利した試合を目の当たりにしました。その試合で、勝つために必要なのは、勝つことにどれだけ貪欲になれるか、ということだと実感しました。昨年、当社グループは大きな投資案件を発表しました。それらは、今後の成長の道筋をつけていくものとなりますし、インオーガニックのアプローチはさらにこれからも続けていきます。しかし、成長の基本は、あくまでも各ビジネスラインの「オーガニックな成長」です。前を走る競争相手を抜き去るんだ、競合先に何としても勝つんだ、という強い気持ちを持って、オーガニックな成長を遂げて、それぞれのNo.1を目指していきましょう。
デジタル・AIに重要な人間力
さらに今の環境を踏まえ、皆さん一人ひとりにお伝えしたい点があります。デジタル・AIが驚くべき速度で進化している状況においても、勝ち抜いていくための競争相手との差別化には、人と人の関係や人間らしさが重要だということです。私は、「最後は人間力がものをいう」、とよく言うのですが、それは、言い換えれば、「人を惹きつける力」だと思っています。人を惹きつける力というのは、誠実であり、信用・信頼が基本となります。そのうえで、夢を語り込む力、相手の話を聞く姿勢、相手の立場に立って考える意識、難しいことを優しい言葉で伝える力を高めることが大切だと思っています。そういったことを通じて、「人を惹きつける力」を磨いていってほしい、そして、この人と一緒に仕事をしたい、と思われるようになってほしい、と思っています。AIとその人間力の掛け合わせで新しい価値を創出していきましょう。
2026年が、住友商事グループにとって、そして社員の皆さん、社員のご家族の方々にとって、希望に満ち、幸せで実りの多い年となることを心より祈念して、年頭の挨拶といたします。
※これは、2026年1月5日に、住友商事グループ役職員向けに行われた年頭挨拶です。- 本件に関する問い合わせ先
- 住友商事株式会社 広報部 マーケティングコミュニケーションチーム
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