2026年04月07日
住友商事株式会社
米州住友商事会社
米国アトランタ国際空港内を運行する全自動無人運転車両システム設備更新の包括契約を締結~世界最多の乗降客数を誇る空港の基幹インフラを支える~
住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:上野 真吾、以下「住友商事」)と米州住友商事会社(本社:米国ニューヨーク州、社長:為田 耕太郎)(以下、2社を総称して「住友商事グループ」)は、三菱重工業株式会社(以下「三菱重工」)との合弁会社であるCrystal Mover Services, Inc(以下「CMSI」、本社:米国ヴァージニア州ダレス)を通じ、米国ジョージア州のアトランタ国際空港における全自動無人運転車両システム(APM:Automated People Mover)(注1)のアップグレードを目的とした総合的な設備更新工事について、同空港の運営主体であるアトランタ市航空局(City of Atlanta, Department of Aviation)と包括契約を締結しました。
契約期間は2026年3月から2036年3月までの10年間です。
CMSIは、米国5空港8路線で空港向けAPMの運行・保守(O&M:Operation and Maintenance)事業を展開しています。今回の契約は、三菱重工グループと共にアトランタ国際空港にAPMを納入してから15年以上が経過したことを踏まえて、さらなる安全かつ安定した操業とすべく、信号システムをはじめとする各種機器・設備を更新するとともに、車両の増備や既存車両の新車への更新を実施するものです。車両増備による混雑緩和や輸送力および車内空間の快適性向上等により、空港利用者の利便性の向上が期待されます。
アトランタ国際空港のAPMは、メインターミナルとレンタカー施設を含む3駅間を結んでおり、全長約2.2キロメートルの全線高架軌道を走る複線構成です。2024年の空港乗降客数が約1億800万人と、世界最多の乗降客数(注2)を誇る同空港の重要なインフラとして機能しています。2009年12月に営業運転を開始して以来、CMSIは24時間365日の体制でO&Mを担い、安全性・信頼性・快適性の確保、同空港利用者の利便性向上に貢献してきました。2024年12月には、同空港向けに5年間のO&Mサービス更新契約を締結し、現在もAPMの安定運行を順調に支えています。CMSIの長年にわたる運行・保守実績と継続的な取り組みに加え、三菱重工グループ製のAPMの設計・製造・建設で培った技術力が高く評価され、今回の受注に至りました。さらに、住友商事グループが世界各地で培ってきた鉄道事業における実績と知見も高く評価されています。
住友商事グループの鉄道関連事業は、1940年代に国内メーカーの鉄道車輪、車軸の海外輸出から開始しました。米国およびカナダでは約40年にわたり、鉄道車両およびAPMの主要サプライヤーとして、車両調達案件からフルターンキー案件、DBOM(設計・建設・運行・保守)契約まで幅広いプロジェクトを手掛けるとともに、現地の各種規制にも対応してきました。また、北米に加え、東南アジア、東アジアなど世界各地において、鉄道部品の製造・販売事業や完成車両の輸出、鉄道建設工事(EPC)プロジェクトなどに展開を広げていき、2020年にはフィリピンで初めて鉄道O&M事業へ参画するなど、長い歴史と多様な実績を持つ事業です。
住友商事グループは、今後も三菱重工グループと一体となって国内外へ向けて、優れたデザイン性、経済性、さらにはCO2を排出しないクリーンなAPMの提供ならびにO&Mサービスを推進し、交通利便性の向上、地域課題の解決、そしてカーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。
■ Crystal Mover Services, Inc.(CMSI)について
CMSI社は、2009年1月の設立以来、三菱重工グループ製のAPMが納入されている米国のマイアミ、ワシントン・ダレス、アトランタ、オーランド、タンパの各国際空港においてO&Mを手掛け、安全で安定した運行に貢献しています。
(注1)空港ターミナル間および空港周辺施設への移動用交通システムとして、世界各地で利用されています。
(注2)国際空港評議会(ACI)の報道発表資料「2024年 世界で最も忙しい空港トップ10」による。
The Busiest Airports In The World Defy Global Uncertainty And Hold Top Rankings | ACI World
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