タシケントの未来に緑の種を
-植樹活動で次世代の環境意識を育む
UZBEKISTAN
2024年10月、住友商事タシケント事務所の社員がタシケント市の第307号一般中等学校にて植樹活動を実施し、地域の子どもたちに環境へ貢献することの大切さを伝えました。
近年、ウズベキスタンの首都タシケントでは、急速な都市開発に伴い大気の質が大きく悪化しています。2023 年には、大気が「不健康」または「危険」と判定された日が 65 日に上りました。建設工事の増加、交通量の増大、低品質な燃料を用いた暖房などが主な要因とされ、都市の拡大が続く中で大気汚染はさらに深刻化する恐れがあります。
こうした状況を踏まえ、住友商事タシケント事務所の社員は、「環境問題への貢献」と「次世代の環境意識向上」を見据えた活動を企画。現地の課題を調査するなかで、学校での植樹が子どもたちの関心を高め、楽しみながら学びにつながると判断し、実施に向けて準備を進めました。
初回の訪問先には、社員の子どもが通う第307号一般中等学校を選定。同校から快諾を得て、校内の関係者と連携しながら運営体制を整えました。植える樹種についても慎重に検討を重ね、校庭に馴染みやすく根付きやすい松を選び、実施日を定めました。
2024年10月の穏やかな秋の日、タシケント事務所の社員が学校を訪れると、教職員の皆さまと生徒たちが温かく迎えてくださいました。学校の園芸担当者から苗木の植え方や育て方について指導を受けながら、10〜14歳の生徒たちと協力して、校庭に6本の松の苗木を植樹しました。作業の合間には、樹木が環境にもたらす役割や大気質の改善にどのように役立つのかを社員から説明しました。
現場は終始和やかな雰囲気に包まれ、生徒たちは木の成長速度や世話の方法などについて、熱心に質問を寄せました。教員からは、選定した樹木が学校の生態系や微気候にもたらす効果についての問いかけもあり、緑地がしっかり根づき、学校生活の一部として息づいていくことの重要性を、その場にいた全員が共有しました。
今回の植樹が大気質に与える直接的な影響は限定的かもしれませんが、子どもたちの環境に対する関心や責任感を育むことにこそ、より大きな意義があると考えています。こうした取り組みは、住友商事が社会の発展に意義ある貢献を果たそうとする姿勢を体現するものです。単なる慈善活動ではなく、社員一人ひとりの行動に根ざした企業文化の一環であり、人々の暮らしと環境をより良くしていくという当社の使命を支えています。
タシケント事務所は、今後も活動を他校へ広げ、植樹を継続的な取り組みとして根付かせ、タシケント市全体に長期的な良い影響をもたらすことを目指しています。急速に変わりゆく都市環境にあっても、次世代にとって大切なものを見据え、「今日の環境保全は未来への投資である」という信念のもと、取り組みを進めていきます。


