2026年03月19日
住友商事株式会社
油井管ビジネスのDX推進に向け、米国 Palantir Technologies 社のAIプラットフォームを導入~AIを活用したサプライチェーン高度化をSCSKと共に推進~
住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:上野 真吾、以下「住友商事」)は、サプライチェーンマネジメント(以下、SCM)やDX領域でコンサルティングを手がけるグループ会社Ascend SC(本社:米国テキサス州、CEO:Michael Thomas)と協同して、米国 Palantir Technologies Inc.(本社:米国コロラド州、CEO:Alexander Karp、以下「Palantir」)が提供するAI・データ統合プラットフォーム「Palantir Artificial Intelligence Platform(AIP)」を導入します。このため、住友商事はAscend SCを通じてPalantir Technologies Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、CEO:大原 克之)とAIPに関するライセンス契約を締結いたしました。
本取り組みは、油井管ビジネスにおけるSCMの高度化を目的に、当社グループ会社であるSCSK Europe Ltd.(本社:英国ロンドン、代表:柴崎 敏広、以下「SCSK EU」)とも連携し、住友商事がグローバルに展開する油井管ビジネスのDXを加速するものです。
導入の背景
住友商事は30年以上にわたり、世界各地で石油や天然ガスの採掘に使用する油井管の販売およびSCMを担ってきました。油井管SCMビジネスは、多種多様な井戸仕様に合わせた在庫保有・管理、頻繁に変更される採掘スケジュールに合わせたジャストインタイムでの納品・サービス提供が求められます。そのため、状況に応じた高度な判断が求められる事業であり、オペレーションの複雑さと専門性の高さが特徴です。住友商事は2025年から欧州拠点において実際の業務データをもとにAI活用の効果を検証する試行的な取り組みを開始しました。検討の結果、業務データの統合とビジネスロジックの構築に強みを持ち、すでにエネルギー業界や航空業界などで実績を上げているPalantir社のプラットフォームが最適と判断し、今回の導入に至りました。
取り組みの内容と目的
本取り組みでは、住友商事が長年蓄積してきた在庫、受発注、加工・請求に関する各種データと、Palantir社のAI・データ統合プラットフォームを活用し、在庫の適正化、加工計画の最適化、請求処理の効率化といった領域において、AIによる意思決定支援を導入することで、オペレーションの高度化を促進します。顧客であるエネルギー会社に対しても、従来とは異なる新たな価値を提供し、業界におけるビジネスモデルの変革を目指します。住友商事が有する事業知見を生かし、Ascend SCやSCSK EU などグループ内のデジタル関連組織とも連携して、最適なシステム設計と改善サイクルを推進します。現在、プラットフォームの設計および開発準備を進めており、2026年度より欧州拠点において導入開始予定です。導入後も現場の運用状況を踏まえながら段階的に機能拡張と改善を進め、順次その他の地域への展開も検討していきます。
住友商事は、事業競争力の強化とグローバルなDX推進を、グループ全体で加速してまいります。完全子会社化を発表したSCSKと一体となり、事業知と技術力を融合させることで、サプライチェーンの新たな価値創出とグローバルな業務変革を実現していきます。
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