社会課題を自分ごとに捉え、
解決のために行動するきっかけを
100SEED「参加型セミナー」
JAPAN
住友商事は、日本における「100SEED」活動として、さまざまな社会課題や教育課題に取り組むNPOなどの有識者を講師に迎えた「参加型セミナー」を開催しています。セミナーの学びは、当社グループの長期目標「良質な教育の提供による未来を担う人づくり」に役立てるとともに、役職員一人一人の「行動」につなげることを大切にしています。その一つとして、2025年12月、中高生を本社に招いた交流イベントを実施しました。
社会課題を知り、考え、行動する
参加型セミナーから生まれた「その後のアクション」
住友商事では、当社グループの社会貢献活動「100SEED」の日本における活動として、2024年度から継続的に「参加型セミナー」を実施しています。この活動では、さまざまな社会課題や教育課題に取り組むNPOなどの有識者から直接話を聞くことで、役職員が課題を“自分ごと”と捉え、解決方法や今後の社会に必要な「教育」を考えること、そして自らの行動にもつなげることを後押ししています。
1.5時間のセミナーには毎回100名前後の申し込みがあり、関心の高さがうかがえます。
2025年度は次のテーマで開催されました。
・社会的養護下にある子どもたちが直面する課題/認定NPO法人ブリッジフォースマイル
・子どもの貧困と教育格差/認定NPO法人 キッズドア
・子どもの放課後をめぐる課題と幸福度/特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール
・生きる力を育む自然体験教育の可能性/ NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター
このうち7月に開催されたキッズドア様のセミナーでは、経済的困難を抱える家庭の中高生が直面する教育格差と、その解消に向けた同団体の取り組みが紹介されました。大学生や社会人ボランティアがサポートを行い全国で展開されている無料学習会の様子などが共有され、参加した役職員は真剣に耳を傾けていました。
セミナーの様子
セミナー後のアンケートでは、「会社としての取り組みがあればぜひ参加したい」といった声が多く寄せられました。
またキッズドア様からは、「子どもたちは親や先生以外の大人や企業との接点が少なく、将来のキャリアを描きにくい状況にある」とのニーズも共有いただきました。
そこで、キッズドア様が支援する子どもたちと役職員が直に対話する機会を創りたいと考え、住友商事キャリア教育支援「Mirai School」と役職員との交流会を組み合わせたイベントを開催することになりました。
※Mirai Schoolの取り組みについてはこちら
未来を考えるきっかけづくり−キャリア教育支援「Mirai School」
キッズドア様が支援する中高生を本社にお招きし、
役職員によるキャリア教育支援「Mirai School」と交流会を開催
2025年12月26日、イベント当日。仕事納めの本社には、キッズドア様が運営する学習会に参加する全国の中高生42名と、キッズドア事務局スタッフの皆さんが来社。住友商事からイベントに先立ち立候補した役職員17名が参加しました。
プログラムは2部構成。アイスブレイクの後、前半は、学校への訪問実績のある役員が、Mirai Schoolの講演を行いました。
後半は、夕食を囲みながら子どもたちと役職員が車座になってフリートーク。子どもたちからは進学の悩み、将来の職業観、商社の仕事への質問などが寄せられました。役職員は、10代の頃を思い出しながら、自分なりの考えやこれまでのさまざまな経験を伝えました。
実施後のアンケートでは、子どもたちからは「(講師がこれまでの人生を)グラフにして視覚的にわかりやすく話してくれて、自分の将来を考える参考になった」「英語は高校までの範囲を完璧にすると海外でもある程度話せるという点に驚いた」「初めての企業訪問で、実際の仕事の様子や会社の雰囲気がよく分かった」「今回同じような環境の友達ができたのが本当に嬉しかった」といった声が寄せられました。満足度は100%を達成し、短い時間ながらも大きな学びや気づきが得られ、有意義なイベントになったことがうかがえました。
また、保護者の方々からも「社会に出る不安が楽しみに変わったようです」「イベント後はキラキラした目で前向きな発言が多く、苦手な英語に対しても、拒絶の姿勢が和らぎました。良い刺激をもらえたんだと感じました」「企業に見学に行ける機会は大変貴重で息子にとっても将来を考える良い刺激になったことは間違いありません」など、感謝の声を多くいただきました。
参加した役職員の声
・子どもたちが講師の話をしっかり理解し、前向きに受け止め、自分の意見や感想を発言していた。
・普段関わらない年代の発言・雰囲気・表情から多くを感じ、大変刺激を受けた。
・生徒がさまざまな職業に触れる機会を持つことで、就労への楽しみや夢の実現につながる学びへのモチベーション向上になるのではと感じた。
・学生・社員双方が刺激を得られる良い機会だった。
参加型セミナー企画担当者の声:
社会貢献活動は役職員の人生の豊かさにもつながる
参加型セミナーは、役職員が教育にまつわる社会課題に触れ、行動するきっかけをつくる取り組みです。しかし、課題を理解することと、実際に一歩を踏み出すことの間には大きなハードルがあります。今回のイベントは試行的な実施ではありましたが、参加者の「次の行動」を後押しする確かな手応えを感じました。
人生の豊かさは、「自分以外の誰かの幸せ」によって大きく広がっていくことを、これまで共に活動した役職員の声からも実感しています。今後も、さまざまな団体様と協働しながら、役職員が社会課題を知り、考え、行動するきっかけを創っていきたいと考えています。


