住友商事が開発を行った京都市東山区の小学校跡地にて、「THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel」が開業しました

住友商事が京都市東山区の「京都市立白川小学校跡地」にて開発を行った文化複合施設（以下、「本施設」）において、東急ホテルズが運営する「THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel」（以下、「本ホテル」）が、7月7日（木）に開業しました。

本施設が位置する「京都市立白川小学校跡地」は、100年以上にわたり学問の歴史を刻んできた伝統のある地域で、2011年の閉校後も地域の各種イベントが開催されるなど、自治活動の場や地域住民の憩いの場として愛され続けてきました。周辺には平安神宮、京都国立近代美術館、ロームシアター京都などの文化拠点が点在し、観光地としての華やかさと、穏やかな市民生活が共存する立地です。

住友商事は、2018年に開発事業者に選定されて以降、白川小学校が積み重ねてきた伝統や歴史を鑑み、「地域との共存を重視し、文化事業と賑わい事業を融合した文化複合施設をつくる」というコンセプトのもと、本施設の開発を行ってきました。

本施設の中核となる本ホテルは、このような背景のもと、周辺の景観に溶け込む和建築を取り入れるとともに、オリジナルのアート作品の展示、地元の食材を提供するレストランやバーの併設、京都ならではのさまざまな文化体験プログラムの提供など、京都の伝統ある文化・芸術に触れながら滞在を楽しむことができるホテルとなっています。またホテルに加え、地域の方々に向けた会議スペースや体育館、グラウンド、図書館、消防団詰所を設置したり、小学校の校庭であったスペースを地域の方々が気軽に利用できる「コミュニティ・スペース」として整備したりすることで、近隣地域のにぎわいに貢献しています。

住友商事は、総合商社が有する街づくりのノウハウやネットワークを活用し、全国主要都市でPPP事業（Public Private Partnership）（※）や市街地再開発事業・土地区画整理事業などの都市開発の枠組みを利用した複合開発に取り組んできました。本施設以外にも、「宇都宮駅東口地区整備事業」において栃木県宇都宮市と複合施設「Utsunomiya Terrace」の開発事業を推進しており、同施設は本年8月26日（金）に開業を迎えます。

また、本年5月には東京都目黒区の「国家公務員駒場住宅跡地」の整備事業者に選定されています。住友商事は、これからも地域に寄り添った不動産開発を通して、地域の賑わい・魅力の創出やまちづくりに貢献していきます。

• PPP事業（Public Private Partnership）
  公共サービスの提供に民間が参画する手法を幅広く捉えた概念で、民間の資本やノウハウを活用し、効率化や公共サービスの向上 を目指すもの。

■本施設概要

■本ホテル概要

■本ホテル概要