2011年02月04日
住友商事株式会社
イタリア南部プーリア州における9.7MW太陽光発電事業への参画について
住友商事株式会社(取締役社長:加藤 進、本社:東京都中央区、以下住友商事)は、イタリア南部プーリア州において、発電容量9.7MWの太陽光発電事業に参画します。当社としては同国で初めての大規模太陽光発電案件で、本件により当社の累積持分発電量は約30MW(※)となり日本企業としては最大になります。
※2011年5月に稼働予定の南フランス/Les Meesプロジェクトを含む
本事業は、ドイツの大手太陽光発電ディベロッパーであるS.A.G. Solarstrom AG ("SAG")が100%出資のプロジェクト会社2社(5MW並びに4.7MW)を設立し、プロジェクト開発並びにプラント建設を行ったもので、このほど商業運転を開始。当社は当該プロジェクト会社2社の株式をそれぞれ85%取得しました。
イタリアにおいては、再生可能エネルギー利用推進のためにフィードインタリフ制度が導入されており、本事業も同制度の適用を受け、政府機関であるGSE(Gestore dei Servizi Energetici)に約€43cent/kWh(約47円/kWh)にて20年間にわたり売電を行います。
イタリアはドイツ、フランスなどと並び、太陽光発電市場の拡大が最も期待される国のひとつです。当社は本事業をイタリア市場開拓の橋頭保と位置付け、同国を含む全世界での太陽光発電事業アセットの一層の拡大に向け引き続き案件開拓に取り組んでまいります。
以上
【事業概要】
所在地 | : | イタリア南部プーリア州ブリンディジ(Brindisi)近郊 |
総事業費 | : | 約45百万ユーロ(約50億円) |
出資比率 | : | 住友商事および欧州住友商事 85パーセント、SAG社15パーセント |
売電先 | : | イタリア再生可能エネルギー振興機構(GSE) |
事業期間 | : | 20年間(フィードインタリフの適用期間) |
補助金 | : | 約€43cent/kWh(約47円/kWh) |
プラント建設 | : | SAG |
モジュール | : | 中国Yingli社製(2009年世界生産量 第5位) |
【Partner概要】
名称 | : | S.A.G Solarstrom A.G |
代表者 | : | Dr.Karl Kuhlmann, Chief Executive Officer (CEO) |
所在地 | : | Freiburg in Breisgau、Germany |
売上高 | : | 153百万ユーロ(約168億円) |
創業年 | : | 1998年 |
従業員 | : | 約175人 |
【地図:発電サイトはプーリア州南部に位置する】

【太陽光パネルが立ち並ぶ発電サイト】

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