グローバル事例

お客さまの嗜好性やライフスタイルに合わせて進化し続ける食品スーパーマーケット「サミット」

日本

50年以上続けてきた「嘘のない仕事」

住友商事グループの食品スーパーマーケットであるサミットは、東京、神奈川、千葉、埼玉に114店舗を展開しています。1963年に1号店を東京都世田谷区に出店して以降、地域に寄り添ったサービスを心掛け、2017年度は連結売上高2,800億円と、首都圏有数の食品スーパーとして成長してきました。

住友の事業精神「信用を重んじ、いやしくも浮利を追わず」を、「企業を取り巻くすべての人々に対して『嘘の無い仕事』をすること」と置き換えて経営理念とし、それを基に日々の食卓に安心・安全をお届けすることで、サミットに関わる全ての皆さまの豊かさと夢を実現しています。

総菜作業場の見通しを良くし、ライブ感を演出(写真:本天沼店)

商品や店舗づくりのさまざまな工夫

サミットの特徴の一つとして、徹底的に合理化された店舗のマネジメントがあります。「L.S.P.(レイバー・スケジューリング・プログラム)」と呼ばれる作業管理の方法を導入し、店舗のあらゆる作業の量・時間の基準値を計測し、その基準に応じて従業員に業務を割り当てることで、仕事のムリ・ムダ・ムラを徹底的に省いています。 また、サミットでは、2011年より「新MD(マーチャンダイジング)」という考え方に基づいた店舗作りを進めています。お客さまのライフスタイルやニーズの変化に合わせて、デザイン、品揃え、提供方法およびサービスを進化させ、お客さまの「あったらいいね」を実現していく。その内容は、時代に合わせて常にアップデートしています。

「すぐ食べられる商品」の各売場(写真:三田店)

2018年には、都心部の小型店である本天沼店、三田店を開店。これまで注力してきた「すぐ食べられる商品」の充実をより一層図っています。店内で販売している野菜・魚・肉などを店内で調理し、「グリルキッチン」や「煮魚・焼魚コーナー」、総菜・ベーカリー売場で提供することで、新鮮でおいしい商品をお客さまにお届けしています。またベーカリー部門では、店内の専用窯で焼くピザ、粉から練って焼き上げるパンを提供し、総菜と同様「見せる作業場」で鮮度感・ライブ感をアピールしています。

加えて、いろいろな商品や調味料を実食体験できる「おためし下さい」コーナーや、お客様のお買い物を手助けする「案内係」など、他のチェーンストアにはないさまざまな商品やサービスを提供することで、地域のお客様のニーズにますます対応できるようにしています。

鮮魚売り場では、お客さまと対話しながら用途に応じて、魚を加工(写真:王子桜田通り店)

単身世帯が増えていることを受け、野菜は、バラや少量、カット済み商品を品揃えしています。また、品質は問題ないものの形がいびつな野菜は単体で売ることが難しく、生産者が廃棄してしまうケースもありますが、そのような野菜を一部生産者からまとめて買い取り、総菜等に活用しています。世界的に食糧不足が問題視される中、形のいびつな野菜も消費することで食品の廃棄量を減らし、環境にも配慮した取り組みとなっています。

さらに、店内で購入したものを食べることのできるイートインスペースを多くの店舗で設けています。近隣に住むお客さまが憩うコミュニティスペースとしても活用されています。

毎日6種類ほどの試食対象商品を集めた「おためし下さい」コーナー。調理の仕方やアレンジ方法なども案内(写真:三田店)

日本のスーパーマーケットを楽しくする

「サミットが日本のスーパーマーケットを楽しくする」。これが、2017年度よりサミットが掲げている事業ビジョンです。人々の嗜好性、ライフスタイル、競合環境などの変化に合わせて、商品のラインナップや提供の仕方、店舗デザインを変えていくことで、これからもお客さまに愛され、支持され続けるスーパーマーケットを目指します。

また、住友商事グループの一員であるという強みも最大限に生かしていく考えです。既に実績のある不動産本部の機能を活用した物件開発や、食料事業本部との食材調達での連携をさらに強化していくことはもちろん、生活者と直接の接点のある企業をグループ内に多く抱える住友商事ならではの特徴を上手く生かしながら、グループ会社と共に成長を続けていきます。

バーコード読み取りは従業員が行い、支払いのみお客さまが自動精算機で行うセルフ精算レジを全店に導入(写真:三田店)

さらに、2018年12月よりサミット川崎塩浜プロセスセンターを、住商フーズとの協業により開設しました。

今後見込まれる店舗での採用難、人手不足に対応し、かつ精肉部門の店内業務の軽減化を図ることで、精肉・総菜部門の強化やサービス向上につなげていきます。加えて、売場と作業場スペースの配分見直しを可能とし、競争力のある店舗設計に繋げて、小型店出店などにも対応できるようにしていきます。

サミット川崎塩浜プロセスセンター。同一建物内にあることを生かし、住商フーズからの原料仕入における効率化を図るなどの取り組みも行っていく

関連情報

2019年04月掲載

キーワード

  • 生活・不動産事業
  • 日本
  • 小売・サービス

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