グローバル事例

最先端の技術を活用した
デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進

グローバル

デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じ組織・仕組み・文化を変革

住友商事グループは、幅広い産業分野に及ぶビジネスの現場で、それぞれの課題にデジタル技術を掛け合わせて新たな価値創造を図るデジタルトランスフォーメーション(DX)や、産業横断で社会課題を解決するDXにも取り組んでいます。

2018年4月、専任組織「DXセンター」をデジタル事業本部に設置、2023年にDX推進とIT戦略を統括する機能を統合し、当社グループのInsight Edge(DX技術・エンジニアリング)、SCデジタル(データマーケティング)、SCSK(デジタルソリューション)等と連携して、各現場にIT・デジタル技術を実装し、収益性向上、価値創造に取り組んでいます。

また、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)(※1)の拡充やHAX Tokyo(※2)を通じたハードウェア領域でのアクセラレーター事業、データマーケティングやDX技術専門会社Insight Edge(インサイト・エッジ)の設立など、DXを推進する体制を整えてきました。

こうした積極的な企業変革、事業基盤へのDXの浸透が評価され、当社は経済産業省と東京証券取引所から「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2020」「DX注目企業2021」に選定され、同省が定める「DX認定制度」に基づく「DX認定取得事業者」にも選定されました。

  1. コーポレート・ベンチャー・キャピタル: 事業会社が自己資金でファンドを組成し、主に未上場の新興企業(ベンチャー企業)に出資や支援を行う活動組織のこと
  2. HAX Tokyo(ハックストウキョウ): HAX(ハックス)とは、ロボティクスやIoTなどのハードウェアに関連するスタートアップ企業向けのアクセラレータープログラム(革新的な技術やビジネスモデルを保有するスタートアップ企業に、新事業創出や製品開発に必要なノウハウの提供などを行い、成長を加速させる取り組み)で、世界的な実績を誇る。HAX Tokyoは住友商事がSOSV(HAXの運営母体である米国のベンチャーキャピタル)、SCSKと共同運営している

デジタルで磨き、デジタルで稼ぐ(中期経営計画2026)

当社は新中期経営計画で『No.1事業群』をテーマとし、当社事業の強み・競争優位を核として成長を目指す、これをデジタルで加速することを掲げています。デジタルで、当社の各事業の強み・競争優位を磨き込み、収益力の拡大を図っていくとともに、各事業現場で培ったデジタル機能・ノウハウを事業化し、事業変革を実現していくことを目指します。
また業務のやり方も、デジタル・AIを徹底的に活用し、データをフル活用することで意思決定の迅速化・高度化、業務の効率化、事業の高度化を推進していきます。

デジタルやAIのテクノロジーの進化がもたらすイノベーションを取り込み、全世界の住友商事グループ一丸となって社会に新しい価値を生み出していくことに挑戦します。

DX人材育成の方針

当社では、全役職員がDX及びITに関するリテラシーを標準装備することを目的とし、DX必須基礎プログラムを開講しており、全役職員がデジタル・AIを徹底的に活用することを目指しています。

さらに、現場でDX推進のリード役を担う人材に対しては、最新のDX・IT技術や実践的な応用方法を学び、より高度なスキルを向上させるための少人数制プログラムを各種提供しております。また、マネジメント層に対しては、デジタル技術を活用した戦略的な意思決定を行うことにより各組織のDX推進をリードしていくことを狙いとしたプログラムを今後整備予定です。

これらの人材育成の取り組みを通じて、当社はDXの実行力を強化し、持続可能な成長を実現してまいります。

 

2025年04月掲載

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