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グローバル事例

自動車の未来の可能性を追求するモビリティサービス事業

日本/台湾/フランス

新しい時代に対応した新しい事業を生み出す

住友商事はこれまで、部品・本体製造から販売、アフターサービスまで、自動車産業のほぼ全ての領域に関わってきました。自動車産業は現在、電気化、IT化の大きな流れの中で、かつてない激動の時代に入ろうとしています。

当社は、この事業領域でこれまで以上の価値を提供していくために、自動車リースを手掛ける当社グループである住友三井オートサービス(SMAS)などの事業基盤を活用し、ベンチャー企業と積極的に連携しながら、新しい時代に対応した事業の創出を図っています。SMASは、保有管理車数75万台、拠点数47、契約法人数約4万社を誇る自動車リース業界のリーディングカンパニーです。また、当社は、リチウムイオン電池の再利用事業に取り組むフォーアールエナジー(4R)や、全国8,000基のEV充電設備を管理・運用するジャパンチャージネットワーク(JCN)といったEV関連の事業基盤も有しています。その資産、経験、ノウハウをベースとし、(1)シェアリングビジネス(2)コネクテッドプロジェクト(3)完全自動運転(4)EV事業の4つの領域で新規事業を模索しています。

SMASは国内最大級の法人向けオートリース事業の基盤を生かし、車両維持コストの低減を含むさまざまな価値を顧客に提供する

観光地にエネルギーネットワークを構築する

とりわけ多様なプロジェクトが進んでいるのがシェアリングビジネスの領域です。その代表的なものが、石垣島(沖縄)における台湾のゴゴロとの協業です。同社は、モバイルバッテリーを搭載した電動スクーターと、充電設備GoStation®を台湾国内で展開しているベンチャー企業。バッテリーユニットを充電設備で交換してスクーターに乗り続けることができる画期的なサービスで、台湾の人々から大きな支持を集めています。

このサービスをエコアイランド化を目標に掲げる石垣島で提供し、環境負荷の低い観光産業振興に寄与することが、このプロジェクトの大きな目的です。充電設備を島内各地に設置してエネルギーネットワークを構築し、スクーターのシェアリングサービスを実現することが当面の目標で、将来的にはこのインフラを、自動車、電動自転車、あるいは乗り物以外の電気製品といった用途にも活用することを目指しています。最新の技術やサービスによって新しい観光価値を生み出し、訪れる人の利便性を向上させる。そんなモデルが実現しようとしています。

バッテリー交換式電動スクーター「Gogoro2®」と充電設備「GoStation®」。ゴゴロは、ベルリン、パリ、マドリッド(今夏リリース予定)でシェアリング事業を展開しており、日本では初

国内外のスタートアップとの連携が進むシェアリングビジネス

シェアリングビジネスの領域では、日本のスタートアップ企業であるアキッパとの提携も始まっています。同社は2014年から、19千カ所以上の駐車場の空車情報をスマートフォンのアプリで確認でき、空きがあればすぐに予約し、オンラインで決済もできるという画期的な駐車場シェアリングサービスをスタートしています。

この提携により、同社のサービスと住友商事グループ内のさまざまな事業とのシナジーが実現しています。例えば、SMASでは、法人顧客向けに保有する駐車場の空き時間をシェアする提案をしています。ケーブルテレビのジュピターテレコム(J:COM)では、営業・工事車両を駐車する際にアキッパのサービスを活用しています。さらに不動産事業でも不動産オーナー向けに駐車場のシェアを勧めて資産の有効活用をサポートしています。当社グループの資産とベンチャー企業のアイデアの融合により、これまでになかった新しいビジネスが生まれています。

アキッパは、空き駐車場を有効活用する仕組みで、設備投資不要のためリーズナブルな料金設定を実現。空きスペースを持つ個人や法人は、気軽に遊休資産の収益化が可能

海外では、フランスのニース市に本拠をもつビューログとの提携も始まっています。同社は、欧州・カナダを中心とした複数都市でカーシェアリング事業者向けの車載機器とソフトウェアを一括で提供しており、通信やGPSを活用して自動車の稼働効率を高めるソリューションも展開しています。同社との連携により、シェアリングの新しいビジネスモデルを追求し、日本をはじめ各国で事業化を目指しています。

ビューログの強みは、複数国で展開する中で改善を重ねた使いやすさ

住友商事グループの理念を体現する事業領域

自動車同士が通信によってつながるコネクテッドカーの可能性を模索するコネクテッドプロジェクトと、人による運転操作を一切必要としない完全自動運転の実現を目指す領域でも、研究機関やベンチャー企業などとの連携が進んでいます。将来的には、SMASが保有する75万台をコネクテッドカーとする、あるいは自動運転車を導入し新しいリース事業のモデルをつくるなど、長期的なビジョンに基づく研究・開発が加速していきます。

アンテナを張り最新の情報をキャッチして、スピーディに多様なパートナーと協業して、新しいビジネスを生み出していく。そんな事業スタイルは、住友商事グループが掲げる「目指すべき企業像」である「常に変化を先取りして新たな価値を創造し、広く社会に貢献するグローバルな企業グループを目指します」に合致します。住友商事グループにおける最も先進的な領域の一つであるモビリティサービス事業の挑戦は続きます。

自動車が通信によってつながることで、あらゆるサービスが提供可能になり、自動運転社会への布石となっていく

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2018年05月掲載

キーワード

  • 輸送機・建機事業
  • 日本
  • 東アジア
  • 欧州・アフリカ・中東・CIS
  • 輸送機・運輸

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