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2024.1.29
Culture
「体育会系ばかり?」「堅実すぎる?」 よく聞かれる10の質問に新卒採用担当がお答えします(前編)
皆さんは住友商事に対して、どんな印象をお持ちですか? 「総合商社」「グローバル」という漠然としたイメージはあっても、実際のキャリアパスやどんな人が働いているのかは分からない……という方も多いのではないでしょうか。
そこで、人事部採用チームの新卒採用担当メンバーに、学生からよく聞かれる10の質問を投げかけてみました。答えてくれたのは、就活生の気持ちもよく理解している入社1~3年目の5名。前後編でお届けします。
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中野 結月
2021年入社。入社以来一貫して、新卒採用を担当。選考設計やインターンシップ・セミナー等の広報施策の立案・実行に従事。現在は、採用を通したブランディングにも携わる。
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清水 昭宏
2022年入社。主に関西エリアの採用広報から選考までを担当しつつ、デザイン思考を用いたインターンシップ施策の企画・運営にも携わっている。
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齋藤 知
2022年入社。国内では全国地域の採用広報から選考を担当し、海外大学の留学生を対象とした採用活動にも主担当として従事している。
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道又 慧太
2023年入社。主に新卒採用担当としてインターンシップや関西圏での選考に携わる。学生時代に力を入れていたことは、留学と筋トレ。
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齋藤 励
2023年入社。全国の新卒採用業務を担当。中でも関東・関西以外の地域や理系学生向けの広報活動をメインに担当している。学生時代はラクロス部に所属。
Q1.総合商社を目指した理由は?
齋藤(励)
華やかな仕事のイメージがありましたし、学生時代に周りの魅力的な先輩たちが総合商社で働いていて、漠然と「かっこいいな」と思ったのが最初です。企業説明会を聞きに行き、若くても挑戦できる環境があること、志が高い人が集まっていることが分かって、より魅力を感じました。
道又
実は、僕は最初から総合商社がいいと思っていたわけではありませんでした。メーカーやコンサルティングファーム、金融などさまざまな業界の説明会に参加するうちに、ほとんどの業界で総合商社がキーワードとして挙がってきて、「総合商社って何?」と気になったのがきっかけです。リサーチや説明会への参加を重ね、幅広い業界を横断して活躍できるフィールドがあることに引かれました。留学経験があったので、海外の現場で働くチャンスがあることも、総合商社を目指そうと思った大きな理由の一つでしたね。
Q2.住友商事を選んだ決め手は?
中野 私は就活中、総合商社に限らず、さまざまな業界の人に仕事のやりがいを尋ねました。住商の社員から返ってきた答えで印象的だったのは、仕事のスケール自体に誇りを持っているのではなく、その仕事を通して、誰かの日々の暮らしが少しでも良くなることに喜びを感じている点でした。このような誠実さや謙虚さを感じられたことが、住商に決めた理由でした。
清水 確かに、僕もいろんな会社を受けましたが、住商の社員は特に、就活生に対して同じ目線で寄り添ってくれる印象がありましたね。「こういう人と一緒に働きたい」と素直に思えたんです。ここでなら、社会人としての良い一歩を踏み出せるのではないか、と。
齋藤(知) 総合商社って、基本的にやっていることはどこも似ていると思うんです。そんな中でどこに注目するかといったら、会社が持つ価値観や組織風土、働く人といったソフトの部分。そこに共感できるかどうかが大事なのではないでしょうか。住商は、「人」に魅力を感じて、入社を決める人が多い会社だと思いますね。
Q3.職場の雰囲気や、働きやすさはどうですか?
清水 一言で表すと、「チームワークがいい」。住商には、他者への共感力が高い人が多いと感じています。だからこそ、仕事においてチームメンバーの意見をよくくみ取れるし、自分の意見も遠慮なく伝えられます。その結果、一人だけでは生み出せないような、高い質のアウトプットが生まれるのだと思います。
齋藤(励) 僕も同じことを思います。一人一人の強みを生かして、弱みをカバーし合える環境です。若手の意見も積極的に取り入れてもらえるので、入社1年目でもたくさんチャレンジできます。商社はもともと体育会系のイメージがあったのですが、厳しい上下関係もなく、フラットで働きやすい組織だと感じています。
齋藤(知) 制度面でいうと、一つの例としてスーパーフレックス制度があります。例えば、小さなお子さんがいる先輩は夕方ごろいったん仕事を切り上げて、お子さんのお迎えに行き、夜にまた少し作業をするなど、それぞれの生活スタイルに合った働き方をしています。在宅勤務もできますし、出社する場合もオープンスペースでチームのメンバーと話しながら作業したり、集中できる席に座って黙々と取り組んだり、それぞれが好きな働き方を選んでいますね。
Q4.社員は体育会系出身者や帰国子女が多いですか?
道又 商社には体育会系が多いイメージが定着していますが、体育会系出身者は、全社員の3割ほどじゃないでしょうか。実際、僕も体育会系ではないですし。
齋藤(知) 住商は商社の中でも「堅実」というイメージを抱いている人も多いようです。そんなイメージもあってか、若手のうちからガンガン活躍したい人にとっては物足りないのでは、という心配も耳にすることがありますが、入社してみたらそんなことはありませんでした。「とにかくやってみろ」と若手にも大きな仕事を与え、成長の機会をくれます。
齋藤(励) そうですね。上司は、若手に伸び伸び仕事をさせる一方で、見えないところでカバーしてくれているのを日々感じています。
中野 帰国子女に関しては、グローバルに活躍できるフィールドがありますから、住商を魅力的に思ってくれる方は多いと感じます。ただ、帰国子女であるという属性で採用はしていません。あくまで海外経験は、その人の魅力を形成する一つでしかないと思います。
Q5.入社後、どんなキャリアを歩めますか?
道又 入社してからあらためて実感しましたが、キャリアは本当に人それぞれ、多種多様です。また、部署異動や海外駐在など、自分が望むキャリアを自律的に形成しやすい制度や環境が整っていると感じます。当社にはキャリアアセスメントという制度があり、毎年秋ごろに自身のキャリアプランシートを作成し、その内容をベースに上司と面談を重ねます。キャリアアセスメント以外の機会でも上司とは今後のキャリアの話を日常的にしますし、当社では社員一人一人のキャリア観が大切にされているように感じます。また、通常の異動以外にも、社内公募制度を利用して、希望の部署への異動にチャレンジすることも可能です。
中野 数十年前の総合商社なら、例えば最初にバナナの担当になったら、ずっと食材のトレードや事業投資などに携わり続けるのが主流だったと思います。もちろん望むのであればそうしたキャリアも積めますが、今は仕事をする中で「DXをやりたい」など、全く異なるフィールドに挑戦したくなった場合に、そのキャリアをかなえられるケースが増えてきています。
齋藤(励) 僕は、入社後の研修で聞いた「複数の専門性を持った人材になろう」という話が印象に残っています。キャリア形成を考えたときに、専門性を持ったスペシャリストになるか、多方面の知見を持ったジェネラリストかという選択肢があると思いますが、複雑化するこれからの社会で生き残るには、専門性は2つ以上ないと難しいということです。それを実現するために部署異動があって、その一つ一つで磨いた専門性が積み重なっていくのではないかなと思います。