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2025.9.22
Culture
OGOB訪問を再現!就活生が聞きたい「グローバルな働き方・住商でのキャリア」

社員訪問は、志望先の企業で働く社員からリアルな声が聞ける絶好の機会。就活生の中には、実際にどのような質問がよく聞かれているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、就活生に最も立場が近い2025年度新入社員が、先輩社員を相手に社員訪問を再現した「リアルドキュメント」をお届けします。入社から5カ月あまりの新人・岡本さんが、産休・育休を経験したベテラン社員・尾山さんに、住友商事(以下、住商)でのグローバルな働き方やキャリアなどについて質問しました。
※住商では、OGOB訪問を「社員訪問」と呼んでいます。社員訪問応対時のルールなどをまとめた実施要領を定めていますので、詳しくはコーポレートサイト内に掲載されている「社員訪問実施要領について」をご覧ください。
社員訪問実施要領について
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海外エネルギーソリューション第一ユニット
尾山 希
2006年入社。当時の映像メディア事業部で3年ほどメディアコンテンツ制作などに携わった後、当時の電力・水事業第一部および電力・水事業第二部に異動。中国へ3年ほど赴任し、帰国後しばらくして産休・育休を取得。その後、同部署へ復帰。アジア、中東、アフリカを中心に電力の事業投資を推進。現在はベトナムの火力発電所の建設・運営を手がけている。
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HR企画戦略部
岡本 奈積
25年入社。HR企画戦略部に所属し、主に関西エリアの新卒採用業務に携わる。インターンシップの企画、面接など選考時のサポート、採用フローの設計などに取り組んでいる。
【就活生が聞きたい本音】総合商社の中でも、住商を選んだ決め手は?

岡本(就活生役)本日はよろしくお願いします。早速ですが、尾山さんは就職活動時に住商以外の総合商社も志望していましたか? 他社と比較して、住商を選んだ決め手を教えてください。
尾山すべての総合商社を受けたわけではありませんが、いくつかの企業ではOGOB訪問や面接の機会をいただきました。その中で、住商は「人」が良いと感じたんです。OGOB訪問の際は、社員さんのご都合が合わない場合にも私の状況をふまえた上で「この人がいいんじゃないか」と、他の社員さんを紹介してくださって。学生目線で真摯に対応してくださり、とてもありがたかったのを覚えています。実際に入社して思うのは、相談ごとがあって話しかけると、親身になって聞いてくれる人が多いです。
ところで、住商には、新入社員と先輩社員が密にコミュニケーションを取れる「指導員制度」があります。私もおととし指導員を務めたんですが、一回り以上歳が離れていたこともあり、母のような気持ちで彼女が成長できるように、毎日たくさん話をしました。今も一緒に働いていますが、成長を感じてうれしくなります。

【就活生が聞きたい本音】海外駐在ってどんな感じ?
岡本(就活生役)尾山さんは中国での駐在経験があるそうですが、学生時代から海外で働きたい気持ちがあったのでしょうか?
尾山高校生の時に1年間オーストラリアでホームステイをしたことが「海外で仕事をしたい」と思った最初のきっかけです。考え方や価値観がまるで違う人たちに囲まれた生活はカルチャーショックの連続でしたが、それがいい刺激になりました。
岡本(就活生役)海外駐在では、言語や文化の面でのギャップはありましたか?
尾山中国語の語学研修生として会社から派遣いただいた立場ですから、言語の習得は大きな使命。中国語はほとんどできなかったので、ハードルは高かったですね。まずは1年間、中国語の学校に通い、さまざまな国から来た学生たちと一緒に学びました。翌年からは現地法人での業務が予定されていたので、「実務で使える中国語を習得しなければ!」というプレッシャーは常にありましたね。
現地法人では、取引先とのやりとりはもちろんすべて中国語。学校とはまた違った実践的な学びの場でした。上司や同僚から教わり、取引先からも学びながら、始業前にはプライベートレッスンも継続。会議で相手の話を理解し、自分からも発言できるようになったときには、大きな自信につながりました。

とても充実した3年間を過ごすことができました。出産や育児をする前に海外駐在を経験したことは、その後のキャリアに大きくプラスになったと感じています。岡本さんは、海外で働いてみたいですか?
岡本(就活生役)めったにないチャンスなので機会をいただけるのならぜひ行ってみたいです!
【就活生が聞きたい本音】キャリアとライフイベントの両立はできる?
岡本(就活生役)結婚、出産といったライフステージの変化を経験されていますが、キャリアとプライベートを両立する上で気を付けていること、工夫していることは何ですか?

尾山就活時や入社当初は、結婚も出産も特にプランはなかったんです。ただ、実際に経験して思うのは、若手のうちに人一倍成長すること、早く一人前になることを意識して働くことが、その後のキャリア形成に役立つということ。妊娠や出産、育児だけではなく、介護をする人もいるでしょうし、自身が体調を崩すことがないとも限りません。誰にでも、キャリアのどこかのタイミングで一時的にスローダウンする可能性はある。そうしたことを想定して早い段階でなるべく成長しておけば、何があっても復帰後のキャッチアップがしやすいと思います。新入社員の頃から自分自身をマネジメントする意識を持っておくと良いかもしれません。
あとは、職場でも家庭でも綿密なコミュニケーションを欠かさないことを大切にしています。育児をしていると保育園や小学校、学童の保護者会や個人面談、参観で数時間業務から離れなければならない時がしばしばあるのですが、自分の担当業務に影響を与えないようにマネジするのはもちろんのこと、チームメンバーにはスケジュールを前広に伝えこちらの状況がわかるようにしています。急な病気の時を含め自分が何かしらのフォローをしてもらう時もたくさんあるし、誰かがピンチになりそうな時にはなるべく早めに察知して事前に調整するようにしています。感謝と敬意を持ちつつ、「お互いさま」の関係性を作っておくのも重要ですね。
岡本(就活生役)働く女性にはいろんなハードルがあるイメージでしたが、お話を聞いていると、工夫次第で仕事も家庭も諦めずに済みそうです。
【就活生が聞きたい本音】住友の事業精神を実感することは?
岡本(就活生役)最後に、これまでのキャリアを振り返ってみて、「住友の事業精神」を実感した場面があれば教えてください。
尾山「住商さんだから、この仕事を引き受けたよ」「あなたの会社を信頼してやらせてもらっているよ」といった声をいただく場面がたくさんあり、その度に先輩方が積み重ねてきてくださった住友の事業精神のひとつ、「信用・確実」の大きさを感じています。つい最近も、私が担当している新規事業開発業務の一環で、過去20年ほどともにビジネスをしてきた海外の企業から「住商とまた仕事をしたい」と声をかけていただきました。電力ビジネスは、発電所の建設から運営まで数十年にわたるプロジェクトなので、長期的にさまざまなステークホルダーと関わります。「信用・確実」の精神にのっとり、誠実に関係先と向き合い続けてきた過去があるからこそ、新しい事業にもつながり、国内外でビジネスを発展させられたのだと実感しました。住商を良いパートナーだと思っていただけることが、何よりありがたいです。
岡本(就活生役)長い歴史とともに信用を積み上げてきた会社なのだとよく分かりました。私もその礎を築く1人になれたらうれしいです。貴重なお話、ありがとうございました!