- TOP
- Enriching+TOP
- OGOB訪問を再現!就活生が聞きたい「住商で働く楽しさ・やりがい」
2025.8.28
Culture
OGOB訪問を再現!就活生が聞きたい「住商で働く楽しさ・やりがい」

社員訪問は、志望先の企業で働く社員からリアルな声が聞ける絶好の機会。就活生の中には、実際にどのような質問がよく聞かれているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、就活生に最も立場が近い2025年度新入社員が、先輩社員を相手に社員訪問を再現した「リアルドキュメント」をお届けします。入社から4カ月あまりの新人・片桐さんが、入社9年目のベテラン・加藤さんに住商ならではの働き方ややりがいについて質問しました。
※住商では、OGOB訪問を「社員訪問」と呼んでいます。社員訪問応対時のルールなどをまとめた実施要領を定めていますので、詳しくはコーポレートサイト内に掲載されている「社員訪問実施要領について」をご覧ください。
社員訪問実施要領について
-
ビル事業ユニット
加藤誉士
2017年入社。旧金属事業部門の自動車鋼板事業部でメキシコ向けの鋼材トレード業務および現地事業会社の主管業務に約5年携わり、不動産SBUへ異動。都内を中心としたオフィスビルの開発事業を担当。
-
HRソリューションズ部
片桐涼太
2025年入社。人事チームに所属し、社員の人事発令に関連する起案申請対応やデータ連携、職務等級制度の管理・運用に携わる。人事にまつわる外部からの問い合わせにも対応。
【就活生が聞きたい本音】住商を選んだ理由、入社後の具体的な働き方は?

片桐(就活生役) なぜ、加藤さんは総合商社を目指されたのでしょうか?
加藤 人と関わることが好きで、たくさんの人と一緒に何かに取り組み、成し遂げることに魅力を感じていたからです。大学時代は部活動の他に、コーチとして中学生と高校生に剣道を指導していたのですが、いかに1つの目標に向かって全体のモチベーションを上げるかをいつも考えていました。目標を達成できたときの喜びは格別で、仕事もそういった環境でできたらいいなと。就活当時の社員訪問を通じて、総合商社は、多くの関係者を巻き込んで1つの事業を推進していく仕事が多いだろうなと感じて、選びました。
片桐(就活生役) 総合商社で働く人の日々のスケジュールが気になります。業務内容と1日の動きを教えてください。
加藤 現在の業務内容は、都内を中心としたオフィスビルの開発事業がメインです。古いビルを取得して、そこに新たなビルを建てたり、リノベーションしたり。土地や建物の取得、ビルの設計、テナントの誘致からビルの売却まで全てに自分たちが携わり、複数のプロジェクトを同時並行で推進しています。
日によって違いますが、1日のスケジュールは大体こんな感じでしょうか。


【就活生が聞きたい本音】配属先が読めないなかで、どうやって「やりがい」を見つけている?
片桐(就活生役) 現在所属されている「ビル事業ユニット」への配属は入社時に希望していましたか?
加藤 実は、入社時はリテイル方面の事業を希望していたんです。ものづくりが好きで、BtoCの事業に興味があったから。でもその年はリテイル事業の枠が少なくて、かつての金属事業部門に配属されました。正直、予想外の配属先でモチベーションを保つことが難しい時期もありましたが、BtoC事業への想いを持ち続けながら、「ここで頑張って実力をつけて、どの部署でも活躍できる、必要とされる人材になろう」と自分に言い聞かせて取り組みました。
同じ部署から不動産部門へ異動した先輩の話を聞くうちに、不動産事業は、手掛けた物件を自分の言葉で説明して顧客に販売できる「手触り感のある仕事」だと感じて、興味を持つようになりました。それで、異動を希望して現在に至ります。
片桐(就活生役) ビル事業ユニットでの仕事のやりがいは何ですか?
加藤 ビルの開発事業には、土地の選定、取得、既存物件の解体、設計、施工、テナントの誘致、売却活動といった多くのフェーズが存在します。その全てに携わることができるのが、住商の不動産ならではのやりがいです。大手の不動産ディベロッパーは、各フェーズで分業制をとっていることがほとんど。僕らはあくまで総合商社の不動産部隊で、マンパワーが限られている分、一気通貫でプロジェクトを回していかなければなりません。負担は大きいですが、裏を返せば全てのフェーズに関わって、裁量を持って全て自分たちで判断して推進していけるということ。設計会社やゼネコン、設計コンサル、仲介業者……。そうした人たちと向き合って、チームとして1つのものを造り上げることができるのは、とても楽しいですね。

片桐(就活生役) たくさんの人と仕事をする場合、意見がぶつかることもありそうですよね。どうやって落としどころを見つけるのですか?
加藤 片桐さんが言ってくれた「落としどころ」は、住商に入社してからずっと意識していたことです。各部門のプロが集まっているわけですからそれぞれのベストを主張するのは当然。でも「何のためにビルを建てるのか」「どんな価値を生み出したいのか」と、全体を俯瞰して事業としてのベストに導くのが住商の役割だと思っています。例えば、設計者の独創的なデザインを提案したとしても、必要なのはテナントが求めるデザインや機能性です。設計者の案も尊重しつつ、どんな物件が借主や買主に求められるのかに主眼を置いて、お互いに納得できるデザインになるようにリードしていく。それもやりがいの1つですね。
【就活生が聞きたい本音】入社してから成長したと感じること、総合商社で働くメリットは?
片桐(就活生役) 入社1年目と比べて成長したと感じる点はどんなところですか?

加藤 相手の立場に立って物事を見て、相手によって交渉や説明の仕方、伝え方を工夫できるようになった点でしょうか。どんな仕事も結局は、人と人とのつながりで成り立っています。意見が違う相手がいたとき、まずは、自分と相手が思っている「当たり前」は違うのだと認識する。そして、相手の性格や考え方を見極めた上で、ベストな提案方法を探し、落としどころを見つけるように心掛けています。合理的な考え方をする人ならば、無駄なやり取りは減らし、定量的な説明やメリット・デメリットをストレートに伝える。想いや義理を大切にする人ならば、その人の懐に入り込んでいくところから始める。誰に対しても同じやり方をするのではなく、相手を見ながら、人をどう動かすかを考えて向き合うようにしています。
片桐(就活生役) 加藤さんのお話を聞いて、思ってもみなかった配属先だとしても、そこで経験と実績を積み、異動先でやりがいを見つけているのが素晴らしいなと思いました。私は、住商でやりたいことを具体的にイメージできていなかったのですが、総合商社だからこそさまざまな部署と関わったり異動したりして、その過程でやってみたいことが見つかりそうな気がします。
加藤 目の前の業務に取り組んでいく中で、挑戦したいことや分野が見つかるかもしれません。幅広い事業分野があり、選択肢も多いということが、総合商社で働くメリットなのかもしれませんね。
片桐(就活生役) 住商の魅力をより深く理解できました。本日はありがとうございました!
