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2025.10.17
Culture
【前編】「テレワークの活用は?」「海外勤務は?」働き方でよく聞かれる10の質問に人事担当者が答えます

働き方改革が進む中、「柔軟な働き方ができる会社はどこ?」と気になる方も多いのではないでしょうか。住友商事(以下、住商)では、一人ひとりのライフステージに合わせた働き方を実現するため、充実した制度と環境を整えています。テレワークの活用状況は? 産休・育休の取得率は? 働きながらの子育て支援は? 求職者からよく聞かれる10の質問を前後編に分けて、新卒およびキャリア採用の担当者2名に聞きました。
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HR企画戦略部
タレントアクイジションチーム大倉 結菜
2019年に新卒入社。入社後、メディア・デジタルおよびライフスタイルグループの人事担当として各種人事業務に従事。2024年度より現チームへ異動し、キャリア採用および社内公募制度を担当。
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HR企画戦略部
タレントアクイジションチーム髙木 寧音
2024年に新卒入社。入社以来一貫して新卒採用に関する業務を担当。採用選考の運営に加え、就業体験型インターンシップや、海外大学の正規留学生を対象とした選考の主担当を務めるなど、幅広い業務に従事。
Q1.住商はどのような働き方を目指していますか?

大倉 当社では、対面でのコミュニケーションを大切にしながら、出社・テレワークをバランスよく組み合わせて組織のパフォーマンスを最大化する「ベストミックスの働き方」を推奨しています。社員一人ひとりが「ワーク」と「ライフ」を自律的にマネジメントし、高いパフォーマンスが発揮できるようにさまざまな社内制度を整えています。
Q2.テレワークやフレックスの制度はどれくらい利用されていますか?
髙木 テレワーク制度はかなり広く活用されていると思います。一定の日数上限のもと、自宅でのテレワーク勤務が可能(新卒入社者は2年目以降が対象)となっていて、2024年度の年間平均出社率は約70パーセントでした。私自身、特に集中力が求められる業務に取り組む際は、この制度を活用しています。通勤がない分時間的な余裕が生まれ、自宅の静かな環境でじっくりと仕事に向き合えるのは大きなメリットですね。


大倉 コアタイム(フレックスタイム制勤務における、出勤義務のある時間帯)のない「スーパーフレックス制度」は珍しいのではないでしょうか。私も業務の状況に応じて活用しています。平日にライフイベントや趣味の予定を調整できるため、生活全体のバランスが整い、結果として仕事への集中力やパフォーマンスの向上にもつながっている実感があります。
髙木 育児中の先輩社員で、これら2つの制度をうまく組み合わせている方がいました。「朝に出社して業務 → 夕方に子どものお迎えのため退社 → 家族との時間を過ごした後に在宅で業務を再開」と、まさに「ベストミックスの働き方」を体現していますよね。
Q3.残業時間はどれくらいですか?

髙木 全社の月間法定時間外(労働基準法で定められた法定労働時間(原則として1日8時間、週40時間)を超えた残業)は「平均9時間51分(2024年度実績)」です。これはあくまで平均で、部署や業務により、1年の中でも変動があります。私の場合、採用選考を実施する月や担当プロジェクトがピークを迎える月は、60〜70時間に及ぶことも。ただ、残業がほぼゼロで落ち着いている月もあるため、メリハリをつけて働くことができていますよ。
Q4.休暇はどれくらい取っていますか?
大倉 社員には年間20日間の有給休暇が付与されています(期中入社者除く)。2024年度では、全社の有給休暇取得率は「平均70.6%(14.1日)」でした。その他にも、社員個人がボランティア活動(非営利的社会貢献活動)に参加する際に取得できる「ボランティア休暇」や、勤続年数に応じて取得できる「リフレッシュ休暇」、結婚休暇や忌引欠勤など、休暇制度が充実しているのはうれしいですね。


髙木 お盆や年末年始などの長期休暇と組み合わせて、大型連休にして海外旅行をする社員が多いです。また、長期休暇とは関係なく月曜日から金曜日まで5日間連続で有給休暇を取得するケースも珍しくありません。私も今年の秋に休みを取って、ヨーロッパを巡る旅行を計画中です!
Q5.どれくらいの人が海外で勤務していますか?
大倉 70の国と地域に、社員約5,000名のうち約2割に当たる946名が駐在、もしくは研修生(※1)として海外に勤務しています(25年8月時点)。各地域での駐在員および研修生数は以下のとおりです。
※1 グローバルな企業グループとして世界各所で活躍できる社員の育成を目的に、数多くの研修生プログラムを用意。海外における研修生としては、海外店舗・事業会社での経験を通じ、グローバルフィールドで活躍できる人財の育成を目的とした「トレイニー」、語学・地域スペシャリストを養成するための「語学研修生」、MBAを中心とした「海外留学生」がある。

髙木 私の周りでも、入社1年目にして1カ月以上にわたる長期海外出張に行った同期が多くいました。若手のうちからさまざまな場面で「グローバルな環境で働いている」ことを実感できると思います。私も今年の秋に初の海外出張を予定しているので、とても楽しみです。
大倉 海外勤務は、各組織・ビジネスの状況や、社員一人ひとりの能力・スキル、キャリア観に沿って決定されます。新卒入社2年目で海外トレイニー制度を活用して海外赴任したケースがありました。ちなみに、入社10年目までに海外勤務を経験した社員は73パーセント(入社10年目122名中89名)と、海外に行けるチャンスは多いといえますね。