タイでのテレビ通販会社設立に関する検討を開始

住友商事株式会社（本社：東京都中央区、取締役社長：中村邦晴、以下｢住友商事｣）は、Central Retail Corporation Limited (以下「セントラル」)およびI.C.C. International Public Company Ltd. (以下「アイ・シー・シー」)　とタイでのテレビ通販会社設立について検討することに合意しました。

住友商事はテレビ通販事業のパイオニアであり業界トップのジュピターショップチャンネル株式会社(以下「JSC」)を1996年の創業以来運営してきており、将来の成長に向けて、アジア各国で同事業を展開することを検討してきました。セントラルは、東南アジアにおける最大規模のコングロマリット、セントラルグループの小売部門企業であり、アイ・シー・シーは流通のタイ国内大手サハグループの中核を担う消費財卸企業です。両社はともにタイの消費市場について幅広い知識と経験を有しております。
タイ消費市場は安定的に向上する所得水準に支えられている東南アジア有数の市場で、近年では高い購買力を有する中間所得層の拡大に伴い、消費活動の多様化も進んでいます。住友商事、セントラル、サハグループは各々の強みを生かすことで、新会社をタイにおけるテレビ通販市場のリーディングカンパニーに成長させ、5年後に50億タイバーツ(約125億円)の売上高を目指します。住友商事は日本国内で培った24時間生放送テレビ通販事業のビジネスノウハウを活用し、JSCと共に新会社の経営をリードしていきます。

住友商事では中期経営計画f(x)(2011～12年度)で「グローバルベースでの総合力の深化」をアクションプランとして定めています。メディア・ライフスタイル事業部門では今後、テレビ通販分野以外においても、アジア各国で本案件と同様に現地の有力なパートナーと手を組み、国内で成功した小売ビジネスモデルの海外展開を加速して参ります。