爽快ドラッグによるペット用品インターネット通販大手買収について

住友商事株式会社（本社：東京都中央区、取締役社長：中村邦晴、以下「住友商事」）は、子会社である株式会社爽快ドラッグ（本社：東京都千代田区、取締役社長：小森紀昭、以下「爽快ドラッグ」）が、ペットフード・ペット用品の卸最大手であるエコートレーディング株式会社（本社：兵庫県西宮市、取締役社長：高橋一彦、以下「エコー社」）から、子会社であるココロ株式会社（本社：岡山県岡山市、取締役社長：平山治、以下「ココロ社」）の株式100パーセントを取得する契約を締結したことを、お知らせいたします。本件を通じ、爽快ドラッグは、ペット関連用品のインターネット通販市場において国内トッププレイヤーを目指します。

日本におけるペット関連用品の市場規模は6,800億円前後（2014年：住友商事推計）とみられ、ペットの「家族の一員」としての位置付けがより強くなっていることなどから市場規模は安定的に推移すると予測されます。現在はホームセンターなど店頭での購入が中心ですが、店頭では限界のある品揃えの豊富さと、フードや砂などの重い商品を玄関先まで届ける利便性を求め、インターネット通販で購入する率は年々増加しています。

爽快ドラッグはペット関連用品だけでなく、ミネラルウォーター、健康食品、洗剤をはじめ、美容家電、キッチン家電など生活用品を中心に約18万点に及ぶ幅広い商品を求めやすい価格で販売するインターネット通販専業の事業会社であり、爽快ドラッグ、爽快ペットストア、爽快ドリンク専門店など複数の店舗をインターネット上で運営しています。2004年に住友商事が出資して以降、楽天市場「ショップ・オブ・ザ・イヤー」の6年連続グランプリ受賞をはじめとし、Yahoo！ショッピング「年間ベストストア」、DeNAショッピング「ベストショップ大賞」の受賞など、お客様からも高い評価を得ています。

ココロ社はペット関連用品を快適ねこ生活、快適いぬ生活、快適ペット生活、ペットランド（PETLAND）などの複数のインターネット上で運営する店舗を通じて販売しており、ペット関連用品のインターネット通販大手の１社です。本件では、爽快ドラッグがココロ社の株式を100パーセント取得し、その後吸収合併を実施する予定ですが、これらの店舗は継続して運営してまいります。

爽快ドラッグは本件買収を通じエコー社との業務提携を深め、またより規模感のある仕入れを実現します。加えてサプライチェーンの最適化などコスト改善をはかりつつ、ペット関連用品の売上高を早期に100億円まで引き上げ（現在は爽快ドラッグとココロ社合算で50億円強）、ペット関連用品のインターネット通販市場において国内トッププレイヤーを目指します。

住友商事はインターネット通販事業をはじめ、食品スーパー事業、テレビ通販事業、ドラッグストア事業など有店舗・無店舗のリテイルビジネスを幅広く国内で展開しています。近年では国内市場での事業拡大を図るとともに、アジアのリテイルビジネスを全社育成分野に位置づけ、海外展開も積極的に推進中です。今後もライフスタイルの変化に伴う購買動向の変化等をチャンスと捉え、リテイルビジネスの拡大を図ります。