2016年03月10日

映画『母と暮せば』が日本アカデミー賞で各賞を受賞

3月4日、第39回日本アカデミー賞授賞式が行われました。当社が製作に参加した山田洋次監督作品『母と暮せば』(2015年12月公開)は、優秀作品賞をはじめとした11部門に加え、二宮和也さんが最優秀主演男優賞、黒木華さんが最優秀助演女優賞を受賞しました。

この作品は、1945年8月に長崎へ投下された原爆で亡くなった息子(二宮和也さん)が、3年後に亡霊となって母親(吉永小百合さん)の前に現れ心の交流を図る、夢と現実が美しく交わる愛情あふれる物語です。二宮さんは医学部に在籍し道半ばとなった息子を、黒木さんはその婚約者をそれぞれ好演しました。

華やかな装いに身を包んだ受賞者たち
日本アカデミー賞協会提供

受賞式の壇上で二宮さんは、「今までずっと迷惑をかけてきた人たちに、これで恩返しができたかなと思うとありがたく、また頑張っていこうと思っています」と目を潤ませながら受賞の喜びを語りました。

住友商事が手掛けた山田洋次監督作品はこれまで、日本アカデミー賞「優秀作品賞」を『学校』(1994年受賞)以降、『たそがれ清兵衛』(2003年受賞)、『武士の一分』(2007年受賞)、『母べえ』(2009年受賞)、『東京家族』(2014年受賞)など11作品で受賞しています。

3月12日には山田洋次監督の新作映画『家族はつらいよ』が公開されますので、ぜひ劇場でお楽しみください。

『小さいおうち』(2014年1月公開)に続き、2年連続で最優秀助演女優賞を受賞した黒木華さんは「同じ賞で2回もこの場に立てるとは思っていなかった。これからも地道に精進していきたいと思います」と喜びを語りました
日本アカデミー賞協会提供

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