2018年01月26日
映画『羊の木』が2月3日(土)から全国で公開
住友商事および当社グループのアスミック・エースが製作に参加した映画『羊の木』が、2月3日(土)より全国で公開されます。
本作は、過疎対策として元受刑者を受け入れることを決めた魚深(うおぶか)市に、6人の元殺人犯が移住してくるところから始まります。不穏な空気が静かに漂い、それぞれの登場人物の思いや思惑が交錯し、物語は思いもかけない方向へ転がっていきます。後半、劇的に高まる緊張感に、思わず息を詰めてしまう本格サスペンス作品です。
主演の市役所職員を演じる錦戸亮をはじめ、木村文乃、松田龍平といった豪華俳優陣が勢ぞろい。監督は2012年に『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞最優秀作品賞と最優秀監督賞をダブル受賞し、14年には『紙の月』で優秀監督賞を手にした日本映画界のトップランナー、吉田大八氏。原作である同名の漫画の世界観や設定はそのままに、完全オリジナルのストーリーを生み出しました。

結論の出ない問題を、映画撮影を通して探っていく吉田監督。本作について、「人が誰かを信じたり、疑ったり、受け入れたりする風景を、ちょっと奇妙な設定の下に描いてみようとしました。ただ、その問いをどこまで真摯(しんし)に突き詰めても、人間には答えが出せないこともあると思うんですね」と語りました。
元殺人犯という「異物」を受け入れた日常は、普段通りに見えてどこかが異なります。違和感にどう向き合うのか、拒絶するのか、受け入れるのか。スクリーンの中で広がる、明確な答えのない問いの数々をぜひ劇場でお楽しみください。
吉田大八監督と当社社員との座談会の様子を掲載した、住友商事社内報『住商こみゅにてぃ』(PDF / 543KB)

