2019年05月24日

映画『長いお別れ』が5月31日(金)から全国で公開

住友商事および当社グループのアスミック・エースが製作に参加した映画『長いお別れ』が、5月31日(金)より全国で公開されます。当社およびアスミック・エースは、メディア分野において、30年以上にわたり良質な映画作品の製作に参加しています。

小説『小さいおうち』で直木賞を受賞した作家、中島京子の同名小説『長いお別れ』を原作とした本作は、アルツハイマー型認知症を患い、日々ゆっくりと記憶を失っていく一家の父、東(ひがし)昇平とその家族のお別れまでの7年間を描いた物語です。昇平役の山﨑努をはじめ、蒼井優、竹内結子、松原智恵子といった豪華俳優陣の演技は、切なくも愛おしい東家の生活を繊細かつ深く描き出しています。

本作の監督・脚本は『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)で日本アカデミー賞6部門を受賞した中野量太。オリジナル脚本作品を描いてきた中野監督にとって、本作は小説を原作とした初の作品です。認知症という現代社会に身近なテーマを扱った本作に関して、中野監督は「アルツハイマー型認知症を患った父を持つ家族の話なのに、何度も笑って、何度も優しい気持ちになって。僕が描きたい家族の映画がそこにありました。納得の脚本に仕上がりました」と語りました。

本作では認知症を、新たな視点から描いています。上映後には、悲しい気持ちではなく、どこか朗らかな気持ちになるでしょう。認知症により薄れゆく父の記憶。そこに息づく“愛おしい思い出”に気付く家族。7年間の「長いお別れ」の末に、家族が選んだ新しい未来とは……。切なくも心温まり、どこかクスッと笑える家族愛に満ちた本作をぜひ劇場でお楽しみください。

©2019『長いお別れ』製作委員会 ©中島京子/文藝春秋
演技派俳優陣による、東家の7年間。それぞれの心情を描き出す演技に注目
©2019『長いお別れ』製作委員会 ©中島京子/文藝春秋
それぞれの悩みを抱え日々を過ごす東家の人々。父、昇平の思いがけない言動に励まされる
©2019『長いお別れ』製作委員会 ©中島京子/文藝春秋
認知症の父を温かく支える母と娘。家族が選ぶ未来とは
©2019『長いお別れ』製作委員会 ©中島京子/文藝春秋
厳格だった父の70歳の誕生日。残された日々を穏やかに過ごす姿に、自然と引き込まれる


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