消費地近接型物流施設「SOSiLA中央林間」の稼働開始について

住友商事が開発を推進する消費地近接型物流施設SOSiLA（ソシラ）シリーズ最大規模の「SOSiLA中央林間」（神奈川県大和市）が、2022年8月31日に竣工しました。

近年、Eコマース市場の拡大により物流施設の需要が高まる一方、配送トラック・ドライバー、庫内就労者の不足が社会問題となっています。当社は、こうしたサプライチェーンにおける社会課題を解決すべく「人と社会をつなぐ物流施設」をテーマにSOSiLAシリーズを展開し、消費地に近接したラストワンマイル（※1）対応の物流施設開発を進めています。

1. 物流施設からエンドユーザーまで商品を運ぶ配送の最後の区間

都心部へのアクセスとラストワンマイル配送に適した好立地

SOSiLA中央林間は、地上5階建て、シリーズ最大規模となる延床面積約11万2千平方メートルのマルチテナント型物流施設であり、希少性の高い危険物倉庫を併設しています。東名高速「横浜町田IC」約5キロメートル、首都圏中央連絡自動車道「圏央厚木IC」約6キロメートルに立地しており、都心部および広域にもアクセス可能であると同時に、神奈川県内陸部の人口密集エリアに位置し、ラストワンマイル配送が可能な好立地です。小田急電鉄江ノ島線・東急電鉄田園都市線「中央林間駅」から約1.3キロメートルと、職住近接の就労環境も整っています。

日本初となるスマートガラス「View Smart Windows」を導入

ラウンジには、2007年にシリコンバレーにて創立されたテック企業であるView社（米国・ミルピタス）が開発するスマートガラス『View Smart Windows』が導入されています。『View Smart Windows』は、屋上に設置したセンサーとAIを利用し、日射量や屋外の状況に応じて窓の色を自動調整することで差し込む光量を最適化します。空調や照明によるエネルギー消費を最大20パーセント削減する効果が期待でき、ブラインドを開閉する人的作業負担も軽減します。

スマートガラスの導入は日本の物流施設において初の試みであり、業界の新たなスタンダードとなりえる先進的な挑戦です。その他にも、リサイクル建材の使用、太陽光パネルやポケットパークの設置など、社会価値・環境価値に資するさまざまな取り組みを行っています。

住友商事の物流施設 SOSiLA（ソシラ）スマートガラス「View Smart Windows」を採用 ‐ 日本初の取り組み