2024年12月13日
住友商事株式会社
インドネシアの鉱山向け大型ポンプレンタル企業を買収～鉱山分野へ進出し東南アジアの建機レンタル事業を拡大～
住友商事株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO：上野 真吾、以下「住友商事」）は、100パーセント子会社Aver Asia（S）Pte Ltd（以下「Aver Asia」、読み：エバーアジア）を通じて、インドネシアの鉱山向け大型ポンプレンタル事業を展開するPT. Resource Equipment Indonesia（以下「REL」）の株式100%を取得しました。
RELはインドネシアの鉱山向け大型ポンプのレンタル・販売を手がける企業で、多くの大手鉱山会社を顧客に抱えるリーディングプレーヤーです。多種多様な機械を貸し出す一般建機レンタル会社とは異なり、運用・管理に高いエンジニアリングノウハウを要するポンプ商材を専門に取り扱い、商品を熟知したオペレーターを擁してレンタル事業を行っています。長年に亘る同業界での事業経験を生かし、機械を貸し出すだけではなく、現場ごとの異なるニーズに合わせた最適な仕様を提案し、現場での運用やメンテナンス含めたトータルソリューションを提供できることが強みです。
住友商事の建機事業は、地域拡大、商品の多様化、顧客基盤の拡大を戦略の柱としています。2009年にはSunstate Equipmentへの出資を通じて、世界最大の建機レンタル市場である米国に進出、2020年にはシンガポールを拠点に東南アジア6カ国で建機レンタル・販売事業を展開するAver Asiaを買収しました。
インドネシアは今後も人口増加に支えられたポテンシャルの高い成長が見込まれており、経済発展に伴う機械化・レンタル化の加速も期待できます。Aver Asiaはこれまで同国で建設現場中心に収益を拡大してきましたが、RELの買収により専門性の高い大型ポンプのノウハウと顧客基盤を獲得するのみならず、鉱山現場にも進出します。既保有機械とのクロスセリングも進めるとともに、鉱業が主要産業であるインドネシアに信頼性の高いポンプを安定的に供給することで、Aver Asiaグループとして地域全体へのさらなる貢献を目指します。
参考資料
REL概要
| 会社名 | ： | PT. Resource Equipment Indonesia |
| 事業内容 | ： | 鉱山向け大型ポンプのオペレーター付きレンタル・販売 |
| 所在地 | ： | インドネシア・Balikpapan |
| 設立年 | ： | 2010年 |
| 従業員数 | ： | 約70名 |
関連トピックス：
東南アジアにおける建設機械販売・レンタル企業Aver Asiaの買収について
米国における建設機材レンタル企業の資産買収
