Interview
一人ひとりが自分らしく、
「Enriching lives and the world」の実現に向けて、
夢中になれる。
Profile
中澤 佳子Yoshiko Nakazawa
執行役員 人事担当
Chapter 01一人ひとりの力を解き放つ。
私たちが描く「Enriching lives and the world」の実現に向けて、事業を創り出し、それを推進していくのは「人」にほかなりません。一人ひとりが自分らしく、エンパワーされ、その実現に向けて夢中になれる職場環境を目指しています。
Chapter 02HR戦略
「タレント」「組織カルチャー」「プロセス・ガバナンス」
当社のHR戦略は3つの柱から構成されています。
タレントPrepare for future
素晴らしい戦略があっても、それを実現するタレントが不在では戦略の実現はできません。ビジネス戦略の遂行に必要不可欠な能力・経験とは何か。住友商事のタレントは会社戦略の一部であり、一人ひとりに活躍の舞台を用意しています。
具体的には次の３つの施策に取り組んでいます。
- 01.Will選考の導入※
- 02.キャリア開発の平等な機会
- 03.経営人財の計画的な育成と成長加速
※従来型の新卒採用選考に加えて、初期配属先を入社前に確定できる採用選考を2024年3月より開始しました。
組織カルチャーAlign with strategy
私たちには誇るべき強みがあります。
1つ目は、一人ひとりが個人として尊重されていること。
2つ目は、400年にわたり受け継がれる「住友の事業精神」が広く理解され、浸透していること。
3つ目は、新しい発想や異なる考え方、あるいは他社のベストプラクティスに対してオープンで、好奇心旺盛であること。
こうした強みを生かしながら、これまで以上に戦略実行力を高めるための、強いカルチャーを構築していきます。「強いカルチャー」とは、組織内で望ましいとされる行動についての理解が浸透し、その行動が職場で体現されている状態を指します。
具体的には次のステップで進めていきます。
1つ目は、戦略実行力を高めるために重要な行動を明文化し、誰もが理解している状況をつくります。
2つ目は、組織内で影響力の高いリーダーから、ロールモデルとして体現します。
3つ目は、新たなカルチャーの定着に向け、各種システムへの反映を行います。
プロセス・ガバナンスFairness, Transparency, Compliance
組織において、「人事」は経営上最もインパクトのあるメッセージの一つです。ですから、その人事がフェアで透明性の高いプロセスで運用されていることは、経営への信頼につながります。経営への信頼は社員エンゲージメント向上に寄与します。
私たちは、AIなどの活用といったデジタルトランスフォーメーションを進め、データに裏付けられた確かな戦略に基づき、オペレーションの効率化とフェアで透明性の高いプロセスの継続的な改善に取り組んでいます。
Chapter 03インクルージョンはイノベーション。
私たちは、異なる意見に耳を傾け、多様なアイディアが議論されるインクルーシブな職場環境を育むことが、社会課題の解決を通じた「Enriching lives and the world」の実現に不可欠だと考えています。
キャリア採用者は全社員の約10%に達し、社内の各所で多様なアイディアが生まれるというポジティブな変化を実感しています。私たちは共に、多様性が歓迎されるだけでなく、多様性を賞賛する文化を育み、私たちの総合力とイノベーティブな視点によって素晴らしい未来に貢献します。
column「ワークも、ライフも、双方を大切にすることが当たり前」を目指します。
住友商事には、個々の社員のニーズに応える働きやすい環境があります。コアタイムのないフレックス制度、テレワーク勤務、ドレスコードフリー、男性社員の育児休業取得、人間ドックのオプション補助、社内歯科診療所での検診、カウンセリングセンター、介護相談サービスなど充実したラインナップが揃っています。
今、HRではそれらを活用する社員の意識改革に取り組んでいます。
「24時間365日、ライフも、ワークも、大切にできるように」
私たちは強い思いを持ってそれを追求しています。
私自身も二人の息子の母として、「ワークも、ライフも」を求めて、工夫を重ねてきました。日々、トライアンドエラーの連続ですが、魅力あるタレントの皆さんと、やりがいあるプロジェクトに取り組み、住友商事での密度の濃い時間を楽しんでいます。
