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グローバル事例

アジアの人々の健康や食を支え
安全で快適な生活に寄与するリテイル事業

台湾/ベトナム

アジアでの展開が進む小売ビジネス

住友商事グループの小売事業のスタートは半世紀以上前にさかのぼります。スーパーマーケットチェーン「サミット」の前身が開店したのは1960年代、ドラッグストア「トモズ」の第1号店が開店したのは1990年代です。この2社は当社100パーセント子会社であり、現在の住友商事の小売事業を代表する2大ブランドです。これらを中核として、住友商事は消費者向けビジネスに継続的に取り組み、消費者との接点をつくり続けてきました。

このノウハウを生かし、アジアでの小売事業の展開が本格的に進んでいます。トモズ初の海外店舗となる台湾第1号店がオープンしたのは2012年。その後、3店舗を実験的に展開した上で、徐々に出店を拡大し、現在は台湾全土に44店舗を展開しています(2019年4月末時点)。

同じく台湾では2018年6月、約700店舗を展開するスーパーマーケットチェーン「シンプルマート」への出資も行いました。サミットの経営で蓄積したマーケティングや店舗設計のノウハウを駆使して、同チェーンのバリューアップを実現するのが当社の役割です。シンプルマートは、21年までに1,100店舗出店を目標に掲げています。
商業施設や路面立地を中心に台湾全土で展開するトモズ
シンプルマートは、売り場面積30坪程度の小型食品小売チェーンで、主に非生鮮食品を販売

買い物の楽しさを現地の人々に伝えていく

2018年にはベトナムにおける小売事業もスタートしました。店舗ブランドは「フジマート」。ここでも日本のスーパーマーケットのクオリティーを現地の人々に提供することを目指しています。

アジアにおける小売事業への参画の形は、現地パートナー企業との合弁です。その国の商慣習や物流事情に詳しい現地企業にサプライチェーン構築や店舗管理を委ね、住友商事グループがマーケティングや店舗設計を担当するというモデルです。

アジアの国々には、トモズのような品揃えのある総合ドラッグストアはほとんどなく、近代的なスーパーマーケットで日々の買い物を楽しむという文化も根づいていません。日本ならではの店舗のスタイルを提案し、買い物に新たな魅力を感じてもらうことが私たちの大きなチャレンジになります。
フジマート1号店は2階建てで、取り扱い品目は生鮮食品や日用品など約8,000品目

海外でも発揮される社員の「現場力」

一方、現地の食文化や消費マインドを理解し、それに適合した店舗づくりや品揃えの実現に努めています。各地の店舗に足しげく通って人々の行動を観察し、現地のスタッフの意見を聞き、競合の動きを注視する。そうした地道な活動によって、店舗のローカライズ(現地化)を進めていきます。

この取り組みにおいて発揮されるのが、住友商事グループの社員が持つ「現場力」です。当社ライフスタイル・リテイル事業本部の社員には、トモズやサミットの店頭に立って顧客と直接のコミュニケーションを経験した人材が数多くいます。小売りのフロントで鍛えられた現場を見る目や、顧客を知るスキルが世界で発揮されています。

果物や菓子、サプリメントなど日本から輸入した商品も多く取り扱う
総菜やパンなどを店内で加工し、安全・安心な食品を提供

海外小売事業における4つのポイント

当社は、海外小売事業においてとりわけ4つのポイントを重視しています。すなわち、「コミットメント」「ハンズオン経営」「現場力」、そして「継続的挑戦」です。

「コミットメント」は、簡単にあきらめず、困難があっても粘り強く続けていく意志。「ハンズオン経営」は、単に資金やノウハウを提供するのではなく、社員が現地に赴いて、現地スタッフと共に店舗を成長させていく手法。「現場力」は日本国内で培ってきた小売店舗経営の知見。そして「継続的挑戦」は新しい小売りのあり方やテクノロジー活用へのチャレンジを続ける姿勢です。

今後は、台湾、ベトナムにおいて事業を拡大することに加え、他のアジア各国・地域へ進出することが大きな目標となります。新規出店にあたっては、当社グループがこれまで構築してきた海外におけるグローバルネットワークが強力な武器の一つとなります。

当社はこれからも、粘り強く現場でのオペレーション改善を続け、過去の経験を最大限に生かしながら、アジアでの小売事業における新たな挑戦を続けていきます。

試食販売はベトナムでは珍しく、日本食の調理方法などのPRもしている
地元スーパーよりも総菜を多く扱っており、イートインが可能なスペースも設置

2019年05月掲載

キーワード

  • 生活・不動産事業
  • 東アジア
  • アジア・大洋州
  • 小売・サービス

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