2018年06月21日
住友商事株式会社

ペルーにおける金・銅鉱山への事業参画について

住友商事株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員 CEO:兵頭誠之、以下「住友商事」)は、Newmont Mining Corporation(本社:アメリカ、以下「Newmont」)およびCompania de Minas Buenaventura S.A.A. (本社:ペルー、以下「Buenaventura」)が保有するペルーの金・銅鉱山(以下「Yanacocha鉱山」)事業に参画することを両者と合意しました。

Yanacocha鉱山は、ぺルー北部カハマルカ県に所在し、1993年の操業開始以来、現在も操業を続けている南米最大級の金鉱山です。既存開発の他に、現在採掘している酸化鉱の鉱体の下部に存在する硫化鉱の鉱体を対象として、金・銅を追加生産する計画(Sulfides Project)を検討しており、実行されれば大幅にマインライフが延長される見込みです。

参画の対価(48百万米ドル)は、Yanacocha鉱山事業の事業主体であるMinera Yanacocha S.R.L.(以下「MYSRL」)の5パーセント持分見合いです。住友商事がMYSRLの第三者割当増資を引き受ける形で参画し、参画後のMYSRLへの出資比率は、Newmont 51.35パーセント、Buenaventura 43.65パーセント、住友商事5パーセントとなります。

Newmontは世界最大の産金企業であり、1996年から2016年までの20年間にわたりインドネシアBatu Hijau 銅・金鉱山における住友商事のパートナーでした。また、Buenaventuraはペルーにおける最有力地元鉱山資本であり、2003年からはペルー南部のCerro Verde銅鉱山における住友商事のパートナーです。住友商事は、Yanacocha鉱山事業の運営に参画し、資源の安定供給のみならず地域経済の発展に貢献するべく、長年のパートナーと共に尽力してまいります。

 

<Yanacocha鉱山概要>
所在地 : ペルー カハマルカ県
鉱区面積 : 12万ヘクタール
生産量 : 金 54万オンス(2017年実績)
マインライフ : (既存開発) 2027年頃、(Sulfides Project後) 2039年
権益比率 : 昨年12月までのMYSRLへの出資比率は、Newmont 51.35パーセント、Buenaventura 43.65パーセント、国際金融公社5パーセントでしたが、
昨年12月に国際金融公社からMYSRLが株式を買戻し、Newmont 54.05パーセント、Buenaventura 45.95パーセントとなりました。
今回、住友商事がMYSRLの第三者割当増資を引き受ける形で参画することでNewmont・Buenaventuraの出資比率は
昨年12月に国際金融公社からMYSRLが株式を買戻した以前の状態に復帰します。

 

 

<参考資料>
■位置図







■写真

 

 

■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に「地域と産業の発展への貢献」に資する事業です。



 


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住友商事株式会社 広報部 コミュニケーションチーム
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