2021年02月18日
神田錦町「テラススクエア」の屋上農園産ブドウでワイン
東京都千代田区神田錦町の複合ビル「テラススクエア」の屋上農園で栽培したブドウと、富山県氷見市産のブドウを合わせた初のワイン「URBAN VINEYARD KANDA-NISHIKICHO 2019」が300本完成しました。このワインは、テラススクエアの事業主である当社、博報堂、三井住友海上火災保険、大修館書店、安田不動産と、神田エリアの企業、氷見市のワイナリーSAYS FARM(セイズファーム)が屋上庭園でブドウを栽培、ワイン造りを共同で行う「URBAN VINEYARDプロジェクト」で製造したものです。
同プロジェクトは、ワインを通したコミュニティづくりを目指して、2017年より毎年ワインイベントをテラススクエアで開催。この街で暮らし働く人、ワイン関係者たちと少しずつその輪を広げてきました。(20年は新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえて、イベントは中止)
21年秋には、テラススクエア屋上農園でブドウ畑を眺めながら、「URBAN VINEYARD KANDA-NISHIKICHO」の新作ワインを楽しむイベントも予定しています。(新型コロナウイルスの感染状況により予定を変更する可能性があります)
■テラススクエア屋上農園(ブドウ畑)
15年5月に開業した地上17階地下2階建の商業施設・カンファレンスホール・オフィスからなる複合施設「テラススクエア」の地上13メートル、広さ50平方メートルの屋上農園。赤ワイン用のブドウ品種ピノ・ノワールを30本植えています。
<所在地>
東京都千代田区神田錦町三丁目22番地
■URBAN VINEYARD KANDA-NISHIKICHO 2019(非売品)
世界のブドウ品種の中でもとりわけ栽培が難しいとされるピノ・ノワール。神田の風土を感じながら順調に生育し、丁寧に収穫された健全なブドウを、同時期にセイズファームで植樹をしたピノ・ノワールと一緒に醸造。神田と氷見の地のピノ・ノワールが、このプロジェクトの想いと共に、1本のボトルに共存していくことを目指している。
赤い果実の香りと繊細な味わいが特徴のエレガントな赤ワインとなるよう、抽出は抑えて発酵を促し、古樽を使用し熟成を行った。ワインボトルの裏面には、URBAN VINEYARDプロジェクトと神田錦町をイメージしたロゴが描かれている。
SAYS FARM(セイズファーム)
100パーセント自社栽培のブドウで、自社醸造にこだわるワインを生産するワイナリー。現在では約14,000本のブドウの樹を、除草剤無使用、最低限の農薬のみの自然に近い状況で人の暮らしと共生しながら栽培。この土地らしさを持ったここでしかつくることのできないワイン造りをモットーに、北陸産の美味しく、美しいワインを生産している。
URBAN VINEYARDプロジェクトでは、富山県氷見市から定期的に出向き、栽培監修をしながらブドウを栽培。オフィスビルに囲まれた環境でのブドウ栽培は初で「ワインを通じて街を想う。そのシンボルとして、この都会で育つブドウの苗の姿を見てもらいたい」という想いから本プロジェクトに参加。テラススクエア近隣のKANDA SQUAREでは、グループ会社が「魚と酒 つりや」を展開、趣向を凝らした料理と共にセイズファームのワインを楽しむことができる。
本プロジェクトの協力者
■51%Webサイト
建築設計・インテリアコーディネート・家具販売・グラフィックデザインなど、トータルで提案するデザインコンサル会社。富山市と神田神保町を拠点に全国展開。
■サカキラボWebサイト
コミュニケーションについて研究を重ね、グラフィックデザイン、ホームページ、 ロゴ制作、編集などを行うデザイン事務所。一つのプロジェクトについて、戦略立案からデザイン、編集、ホームページ制作までトータルに行う。
■皆川 明氏minä perhonen(ミナ・ペルホネン) デザイナー
時の経過により色あせることのないデザインを目指し、想像を込めたオリジナルデザインの生地による服作りを進めながら、インテリアファブリックや家具、陶磁器など暮らしに寄り添うデザインへと活動を広げている。