2022年02月02日

米国のオフィスビル5棟がWELL健康安全性評価を取得

米州住友商事は、米国で保有もしくは運営を行うオフィスビル5棟において、建築物の衛生・安全を評価するWELL Health-Safety Rating(WELL健康安全性評価)を取得しました。

WELL健康安全性評価とは、米国のInternational WELL Building Institute(国際ウェルビルディング協会)が運営管理を行う認証制度で、世界保健機関(WHO)や米国疾病管理予防センター(CDC)を含む主要な学術・研究機関が策定した新型コロナウイルス感染症やその他の呼吸器感染症の蔓延に関するガイダンスを認証基準に採用しています。本評価には、現在、世界109カ国で約35,000もの認証申請がなされ、急速に普及しつつあります。

米州住友商事は、運営するオフィスビルのプロパティ・マネージャーと連携して、コロナ禍において入居者・来訪者の衛生・安全、快適性を確保する施策を講じてきました。今回の評価取得が、入居テナントのオフィス回帰を通じてビル内のコミュニケーション活性化につながることを期待しています。

また、今回WELL健康安全性評価を取得した5棟のオフィスビルは、いずれもU.S. Green Building Council(米国グリーンビルディング協会)が開発・運営を行っているLEEDも取得しています。LEEDとはLeadership in Energy & Environmental Designの略で、世界180カ国以上の国々で採用されている、建築や都市の環境性能評価システムのことです。建築物の、持続可能な建築資材の使用や廃棄物の削減、効率的なエネルギー利用の推進などにつき評価・認証を受けるもので、取得ポイントにより認証レベルが決まります(上位から、プラチナ・ゴールド・シルバー・標準認証の順)。

当社は、1919年の設立時から、前身である大阪北港による港湾開発をはじめとした不動産事業に携わっており、米国でも1980年代初頭からオフィスビルの売買、保有・賃貸運営に取り組んできました。今後も、安心・安全、快適な施設運営と環境など、ESGに配慮したオフィスビル事業を推進し、地域へのさらなる貢献を目指していきます。

WELL健康安全性評価を取得したオフィスビル(2022年2月時点)

オフィスビル名 LEED 所在地 賃貸面積
Atlanta Financial Center(アトランタフィナンシャルセンター) シルバー アトランタ 914,774平方フィート(84,983平方メートル)
Miami Tower(マイアミタワー) ゴールド マイアミ 600,959平方フィート(55,829平方メートル)
SPS Tower(SPSタワー) ゴールド ミネアポリス 655,070平方フィート(60,856平方メートル)
203 North LaSalle(203ノースラサール) プラチナ(更新手続き中) シカゴ 624,724平方フィート(58,037平方メートル)
201 E. Washington(201イーストワシントン) ゴールド フェニックス 613,409平方フィート(56,986平方メートル)
203 North LaSalleのエントランス
評価を取得したビルに掲示されるWELL健康安全性評価シール


Top