2023年02月24日

カーボンニュートラル化に向けたレアアース関連ビジネスについて

住友商事は、1980年代に日本へのレアアースの輸入取引を開始以降、安定したサプライチェーンを確立するため、レアアースの探査、開発、生産、販売活動をグローバルに実施するとともに、高い精錬技術を有する中国企業との協力関係を構築し、カザフスタンやベトナムで採掘されたレアアースの調達に取り組んできました。今般、当社のグローバルレアアース関連ビジネスをより拡充するため、前述の取り組みに加え、2023年2月22日付「米国MP Materials製レアアースの日本向け独占販売代理店契約締結について」にて公表したとおり、米国製レアアースの日本向け販売も担うことで、関連各国各企業が必要とするレアアース調達の多様化、安定化に寄与していきます。

レアアースは、CO2排出量削減に向けて需要拡大が見込まれるEVや風力発電などのモーター用磁石にかかせない希少金属です。住友商事グループは、2050年の事業活動のカーボンニュートラル化を目標に掲げ、電気自動車関連事業や風力発電事業など、さまざまな事業でCO2排出量の削減および再生可能エネルギー供給の拡大に多角的に取り組んでおり、レアアースはそれらの重要な基礎原料のひとつとして、カーボンニュートラル化実現に重要な役割を果たします。引き続き住友商事グループ一丸となって、サプライチェーン全体で、社会のカーボンニュートラル化を通じ、気候変動緩和に貢献していきます。



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