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オンライン授業で子どもたちに笑顔を
- 「Mission Earth」

TURKEY

トルコ住友商事では、「World’s Largest Lesson」という
国連プロジェクトを独自にアレンジした、
「Mission Earth」を運営しています。

地球の未来について考える

「World’s Largest Lesson」は、子どもたちに持続可能な開発目標(SDGs)やサステナビリティについて教えることを目的とした国連プロジェクトで、公式サイトには多くの教材が一般公開されています。トルコ住商では、このプロジェクトを参考に、中学生向けの独自の教育カリキュラム「Mission Earth」を作成しました。
当初は対面授業を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により実施困難となりました。そこでオンライン授業の導入を検討し始めたところ、パソコンやスマート端末を持たない貧困家庭の子どもたちが取り残されてしまうことに気づきました。
トルコにおける教育格差は、将来的な社会的不平等にもつながる深刻な社会課題です。そこで「子どもたちのSDGsに対する理解を促す」という当初の目標に加え、「恵まれない環境の子どもたちがオンライン学習で取り残されないようにする」という目標を追加。予算の一部を貧困家庭の子どもたち用のスマートタブレットの購入に充て、Aegean Modern Education Foundation(非営利団体)に寄付し、貧困家庭の子どもたちにもオンライン授業を受けてもらえるように、インフラを整えました。

トルコ住商の社員と子どもたち

活動がもたらしたもの

2021年のプロジェクトには213人の子どもたちが登録し、そのうち158人がクラスに参加、修了しました。子どもたちは熱心に授業に参加し、身の回りにあるさまざまな課題について話し合い、日々の生活の中での対処法や、解決策のアイデア出しを行いました。 本プロジェクトの評価報告書では、子どもたちがサステナビリティについての意識を高めたり、SDGsに関する基本的な知識を得たりといったポジティブな影響があったことが記載されています。 また、参加した子どもたちの家庭に合計44台のタブレットを寄付し、今後もNPOが提供するオンライン授業や様々な学外の活動に参加できるようにしました。

このプロジェクトには、トルコ住商から、全社員の約半数である21名がボランティアとして参加し、15グループに分かれて、のべ150時間の授業を行いました。ボランティアからは「子どもたちに授業をする中で、自分たちもSDGsの知識が増えた」との声がありました。また、異なる部署の社員が一つの目的に向けて協力することで、同僚間のシナジーも強まったようです。

自分たちを取り巻く世界の問題について、真剣に話し合いました。

活動をさらに広げて

対面形式の授業は訴求力が高い一方、オンライン授業には、より遠く、より多くの生徒に授業を届けられると考えます。コロナの感染拡大が収束したら、授業をオンラインと対面のハイブリッド型に切り替えプロジェクトを継続していきます。
また、当初より「他地域でも導入できるようにする」ことを意識してプロジェクトを作ってきました。今後は、中東・アフリカ地域の他の支店への拡大を検討しています。

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