恵まれない子どもたちに教育と幸福を届ける
BANGLADESH
アジア大洋州住友商事 ダッカ事務所では、
十分な教育を受ける機会のない子どもたちに「良質な教育」を
届けるため、社員が一丸となって支援に取り組んでいます。

教育機会に恵まれない子どもたちへの支援
「良質な教育」は、誰もが公平に受けるべき基本的人権です。しかし、バングラデシュでは、貧困のために学校に通えない、あるいは中途退学してしまう子どもたちが数多くいます。
この課題解決に取り組むため、ダッカ事務所では、「青空教室」を皮切りに、恵まれない子供たちに教育プログラムを提供するNGO団体「エクマットラ ソサエティ」と協働しています。「エクマットラ ソサエティ」は恵まれない子どもたちの基本的ニーズを全て満たし、家族のようにサポートするアカデミー(エクマットラアカデミー)を運営しています。
エクマットラアカデミーに通う子どもたちへの「良質な教育」を提供するため、3つの活動に取り組んでいます。
教材の寄贈
子どもたちに教材とIT機器を寄贈しました。

オンライン授業
新型コロナウイルスの影響で休校となっていた期間、オンライン授業を実施しました。社員8人が教師となり、4ヶ月間に15回の授業を実施しました。

「子どもたちにオンライン授業を届けられたことをとても嬉しく思っています。彼らは新しいことを学ぶことにとても意欲的でした。対面での授業は叶わなかったものの、子どもたちはみな優秀で、適切なサポートと指導さえあれば、優れた成績を出せるのだと実感しました。」

オンライン授業の講師を務めた ヤスミン・ファルハナ(総務部)
Happy Day
2022年3月27日、マイメンシンにあるエクマットラアカデミーで1日プログラム「Happy Day」を実施し、ダッカ事務所の社員10人が参加しました。


子どもたちはゲストと共に、「Happy Day」をテーマにしたTシャツと帽子を着用し、
さまざまなアクティビティを体験しました。

子どもたちと一緒に、特製ケーキでお祝いしました。
「Happy Dayは子どもたちと気持ちを共有するとともに、彼らから多くのことを学ぶことができる機会です。今回の活動を通じて、子どもたちは計り知れない可能性を秘めていると感じました。ただ、その力を十分に引き出すためには誰かのサポートが必要です。このプロジェクトに参加できてとても嬉しかったですし、刺激的な経験となりました。今後も何らかの形でプロジェクトに参加できたらと思っています。「付加価値をつける」ということは、シンプルですが、私たちにとって大切なことです。」

Happy Dayに参加した シャミム・アフサーン(金属部門)
社員一丸となり、コロナ禍の厳しい状況を乗り越える
新型コロナ感染拡大の影響で、ロックダウンや勤務時間の制限などもあり、大変厳しい状況でしたが、ダッカ事務所17人全員が一丸となって活動に尽力しました。
その結果、エクマットラアカデミーに在籍する50人の生徒たちの満面の笑顔を見ることができました。今回の我々の支援が、子どもたちの勉強を続けるモチベーションにつながると嬉しく思います。

ダッカ事務所17人全員が力を合わせ、プロジェクトは成功しました。
「私は、100SEEDを通して素晴らしい経験をすることができました。当初は、新型コロナウイルスの影響で、プロジェクトを実行することが困難でした。状況が改善された後、私たちはすべての計画を成功させることができました。エクマットラ ソサエティとの協働によるプロジェクトにより、恵まれない子どもたちと交流するきっかけを持つことができました。おしゃべりしたり、遊んだり、ちょっとしたことを一緒にするだけでも、子どもたちはとても喜んでくれました。今回の活動を通じて、社会や地域の発展に寄与できたと感じています。」

100SEEDの活動意義について語る アフサナ・モニア(鉄鋼・金属部)
今後の計画
恵まれない環境に置かれた子どもたちに質の高い教育を提供できるよう、今後も支援を継続していく予定です。2022年度は引き続きオンライン授業の実施や教材の寄贈を検討しているほか、「Happy Day」の関連イベントである「Inclusion day」を開催し、子どもたちと共に喜びを分かち合っていきます。