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近隣小学校への
教育支援を通じて、
地域社会に貢献

U.K.

欧州住友商事のロンドンオフィスでは、
インナーシティ*と呼ばれる都心部の教育支援に取り組み、
地域社会に貢献しています

地元の子どもたちに
質の高い教育を届ける

欧州住友商事のロンドンオフィスは100SEEDの一環として、子どもたちの「リテラシー」育成のための活動を展開し、質の高い教育の実現に取り組んでいます。連携できるNGOが見つからなかったため、オフィス近隣の学校10校に連絡を取り、直接支援を申し出ました。ロンドンのインナーシティの学校の多くは資金不足や人員不足に悩んでおり、教員は時間の制約、クラスや業務の肥大化といった課題に直面しています。私たちの活動はこうした課題を改善する一助となることを目指しています。

今回、我々の申し出に応えてくれたのは、チャールズ・ディケンズ小学校。まずは同校のニーズを把握するため、ディスレクシア(読み書き障害)や学習障害のある生徒の支援を担当している教員の方へヒアリングを行いました。その中で出たアイデアが、日本の文化や欧州住商の事業内容を紹介する朝の集会を開くのはどうか、というもの。生徒に当社を知ってもらい、同校と長期的な関係を構築する良いきっかけになると考え、「Japan Day」というイベントを実施することにしました。

*インナーシティ:大都市の都心周辺にある、住宅・商店・工場などが混在する低所得地域。

日本文化を楽しく、
分かりやすく伝える

当日は11名の有志社員からなる「Japan Day」チームが、午前10時に同校を訪問。アイスブレイクを兼ね、「ピカチュウとミッキーマウス、日本の有名なキャラクターはどっち?」「野球と相撲、日本発祥のスポーツはどっち?」といったクイズを生徒たちに出題。続いて、「おはようございます」などの簡単な挨拶を教えるほか、アニメーションを使って欧州での当社の事業活動を紹介しました。その後、日本のオフィスで働く社員の一日を描いた寸劇を上演するなど、日本の文化を楽しく、分かりやすく伝えました。

着物やハッピを身に纏って登壇する社員も

また、生徒の読み書き支援として、桃太郎などの有名な童話や、日本の子どもを主人公とした物語など、日本をテーマにした13冊の本を寄贈。イベントの最後にメンバーがこれらの本を同校に贈呈し、ぜひ読んで欲しい、と生徒に呼びかけました。さらに、この日を忘れないようにと、折り紙や、本のしおり、日本の野菜の種などが入った記念のプレゼントを生徒一人ひとりに用意しました。

5月18日の「Japan Day」以降も、さまざまな方法で同校への支援活動を続けています。11月には「ITリテラシー・ワークショップ」を開催したほか、ロンドンオフィスの改装に伴い、中古の家具やノートパソコンの一部を寄付する予定です。他にも、手作りのお菓子を販売してその売上を寄付する「ベイク・セール」や、ロンドンの展示スペース「ジャパン・ハウス」への生徒の引率、対面での本の読み聞かせなど、数々のイベントを企画しています。今後も地元の学校や地域社会への恩返しができるよう、活動を継続していきます。

ITリテラシー・ワークショップ

11月には同校の生徒を60人ずつ2日に分けてオフィスに招待し、安全なインターネットの使い方を学ぶ「ITリテラシー・ワークショップ」を開催しました。安全なインターネットの使い方を学ぶことは、特に高学年の生徒にとって重要です。このワークショップはサイバーセキュリティ、スパムメールの見分け方、ネット詐欺などのテーマを扱ったものでしたが、難しい内容でも生徒が理解しやすいよう、身近な事例やユーモアを交えつつ、楽しくインタラクティブな講義を行いました。生徒からは、「メールが本当に友達からのものかどうか、どうやって確認するの?」、「どうして携帯にパスワードをかけなければならないの?」、「個人情報はどこまで共有すべき?」など、たくさんの質問が寄せられ、チームはその全てに専門的な回答をしました。

  • 田川 智香子 総務部
  • ジョン・マーグリー 人事・総務・法務グループ長

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