グローバル事例

欧米州市場への進出による青果事業のグローバル展開
―ファイフス―

欧州/米国/中南米

欧米州市場での青果事業拡大

当社は1960年代よりバナナの生産・輸入を開始し、日本においては、長年、青果物の輸入や国内流通に注力してきました。

さらに、より規模の大きい欧米州での青果事業への参入の機会をかねてよりうかがっていましたが、2017年2月、欧州、米国、中南米などにおいて、バナナ、パイナップル、およびメロンを中心に青果物の生産や流通、販売を幅広く手掛けるファイフスを買収して子会社とすることでそれを実現しました。商材の拡充や自社農園の拡大、物流の効率化などに取り組み、同社のさらなる成長を図っていきます。

中南米の農園で生産されるバナナ。厳密な温度管理により鮮度を保ったまま欧州や米州に輸送され、追熟加工を経て食べ頃の状態で店頭に届けられる

ファイフスの歴史

ファイフスの創業は1888年で、その後130年にわたって欧米州を中心に事業を展開してきた世界有数の青果物生産・卸売企業です。ブルーラベルと呼ばれるファイフスのロゴの書かれた青いラベルを付したフルーツを1929年から販売しており、世界最古のフルーツブランドとしても知られています。

古くからの主力商品がバナナであり、中南米を中心に生産・調達したバナナを欧州ならびに北米で販売しており、特に欧州においてはナンバーワンの取り扱いシェアを誇ります。また同時に同社は米国の輸入メロンの取り扱いシェアナンバーワンでもあります。

このようにリーディングポジションにある商品群を保有し、事業ポートフォリオを形成していることも同社の強みとなっています。

100年以上の歴史を持つバナナ事業をはじめ、パイナップル事業、メロン事業を展開

2021年11月掲載

キーワード

  • 欧州
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