2020年07月27日
住友商事株式会社

ミャンマーにおけるティラワLNG To Powerプロジェクトの独占開発権取得について

住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭誠之、以下「住友商事」)は、丸紅株式会社(以下「丸紅」)、三井物産株式会社(以下「三井物産」)およびEden Group Co., Ltd(以下「エデングループ」)(以下総称して「4社」)と共同で、ミャンマー ヤンゴン管区ティラワ地区におけるティラワLNG To Power(以下「本プロジェクト」)の独占開発権を付与する通知書(Notice To Proceed、以下「NTP」)をミャンマー電力エネルギー省(Ministry of Electricity and Energy、以下「MOEE」)より受領しました。

本プロジェクトは、ミャンマーで最大規模となる1,250メガワットのガス焚き火力発電所および陸上LNG貯蔵・再ガス化設備を建設・保有・運転するものです。長期売電契約に基づき、商業運転開始後25年間にわたりMOEE傘下の国営電力発電公社(Electric Power Generation Enterprise、以下「EPGE」)に対して売電を行います。燃料となるLNGの調達、輸送および貯蔵・再ガス化も事業の範囲に含む予定です。今後、4社はNTPに基づき、案件の実現可能性を調査します。

ミャンマーでは、急速な経済成長に伴い電力需給が逼迫しており、海外企業のIPP(注1)事業による改善が期待されています。なかでも、ヤンゴン管区ティラワ地区には、住友商事が開発・運営を手掛ける工業団地が位置するティラワ経済特別区があり、ミャンマー国内屈指の電力需要地となっています。

住友商事は、国内外で多数の発電事業・建設プロジェクトを手掛けており、ミャンマーではティラワ地区においてガス焚き火力発電所の建設実績があります。また、発電分野のみならず、LNG関連ビジネスにも取り組んでいます。これまでに培ってきた総合商社の幅広い知見とネットワークを生かして本プロジェクトを推進し、ミャンマーにおける電力の安定供給に一層貢献していきます。

(注1) IPP : Independent Power Producer(独立系発電事業者)

 

<参考資料>

所在地 : ミャンマー ヤンゴン管区ティラワ地区
発電設備容量 : 1,250メガワット
売電先 : Electric Power Generation Enterprise
売電期間 : 25年間

 

■関係各社概要

●丸紅株式会社

設立 : 1949年
代表者 : 代表取締役社長 柿木 真澄
所在地 : 東京都中央区
業種 : 総合商社

 

●三井物産株式会社

設立 : 1947年
代表者 : 代表取締役社長 安永 竜夫
所在地 : 東京都千代田区
業種 : 総合商社

 

Eden Group Co., Ltd.(エデングループ)

設立 : 1990年
代表者 : Chit Khine (Chairman)
所在地 : ミャンマー ヤンゴン管区
業種 : 地場複合財閥

 

■案件所在地

 

■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に「地球環境との共生」「地域と産業の発展への貢献」および「快適で心躍る暮らしの基盤づくり」に資する事業です。


本件に関する問い合わせ先
住友商事株式会社 広報部 コミュニケーションチーム
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