2020年10月29日
住友商事株式会社

社会貢献活動プログラム「100SEED」日本における活動を本格開始

住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭 誠之、以下「住友商事」)は、創立100周年を機に立ち上げた、グローバルで取り組む社会貢献活動プログラム「100SEED」(ワンハンドレッド シード)において、日本国内で3つの活動を開始しました。

100SEEDは、SDGsの目標4「Quality Education (質の高い教育をみんなに)」を共通テーマに、世界各地の住友商事グループ社員(以下「社員」)が、自ら対話し、積極的に活動に参加することで、各地域の教育課題の解決に中長期的に取り組む社会貢献活動です。日本における3つの活動は、それぞれ次の通りです。

 

1. 教育課題に取り組む非営利団体の運営基盤強化支援「教育支援プロボノ(注1)」

社員が仕事を通じて培ったスキル・経験などを生かし、教育課題に取り組む非営利団体に対し、事業戦略策定や広報・マーケティング、業務改善などの運営基盤強化を支援する活動です。2020年7月に開始した3つの非営利団体に対する支援活動を終え、10月に新たな3つの非営利団体に対する支援を開始しています。


2. キャリア教育支援「Mirai School(ミライ スクール)」

社員が高等学校に出向き、自らの体験談や仕事観を話すことにより、高校生に将来やキャリアについて考えるきっかけを提示し、未来を担う次世代人材の育成支援を目指す活動です。変化の時代を迎えるにあたり、若者の社会的自立に向けたキャリア教育が重要という認識の下、2020年9月に活動を開始し、2020年度は計13校、約1,800名の高校生を対象に授業を行う予定です。


3. 日本国際交流センターとの提携「多文化共生社会を目指す教育支援」

社員の海外におけるビジネスや生活経験などを生かし、日本で暮らす外国にルーツを持つ青少年(注2)を支援する活動です。近年、その数が急速に増加している一方、学習機会やキャリア形成において困難を抱えやすく、その支援には地域社会における取り組みが必要だと言われています。住友商事は2020年10月、公益財団法人日本国際交流センター(以下「JCIE」)と提携し、JCIEが運営する大型助成事業「外国ルーツ青少年未来創造事業」の支援先団体との協働を開始しました。多文化共生社会の実現に取り組むそれらの支援先団体の運営基盤の強化支援や、団体が運営する日本語学習教室の生徒に対する学習支援に参画します。

 

海外においても、世界的なコロナ禍の中、オンラインでの活動など各地で工夫を凝らし、現在までに12カ国で26プロジェクトが動き出しています。2020年度内に、さらに7カ国で17プロジェクトの開始を目指しています。

100SEEDで取り組む「良質な教育」は、住友商事グループが取り組む「サステナビリティ経営の高度化」における6つの重要社会課題の一つです。住友商事は、教育こそがあらゆる社会課題解決の基盤づくりにつながるという活動理念(注3)の下、その重要な経営リソースであるグループ人材が持つ多様なスキルや経験を生かし、世界各地のさまざまな教育課題に取り組み、社会と共に成長する企業を目指します。

 

(注1)プロボノ
ラテン語の「Pro Bono Publico(公共善のために)」を語源とし、専門的なスキル・経験をボランティアとして提供し、社会課題の解決に成果をもたらす活動のこと。

(注2)外国にルーツを持つ青少年
父母の両方、またはそのいずれかが外国出身者である子ども・若者。

(注3)100SEEDの活動理念

 100SEEDの活動理念

私たちは、創立100周年を機に、住友商事グループがグローバルで取り組む社会貢献活動プログラム「100SEED (SC Emergent Evolutional Deed)」のテーマを、「Quality Education」に決めました。

私たちは、教育が、社会の持続的発展のために重要であることを理解し、あらゆる社会課題解決の基盤づくりにつながることを信じています。

100SEEDは、まさに“Enriching lives and the world”を体現する社会貢献活動プログラムです。 私たちは、世界各地の住友商事グループパーソンの多様性を活かした行動で、未来を豊かにしていき ます。

100SEEDは、私たち一人ひとりの知見と時間を社会に提供する活動です。この経験を通じて、私たち自身が学び、刺激を受け、視野を広げることでさらに成長しながら、持続可能な社会の実現に寄与していきます。

 

◆参考情報

1.教育支援プロボノ

2020年度上期 (7~10月) 支援先
・特定非営利活動法人 I am OKの会
・一般社団法人 アルバ・エデュ
・特定非営利活動法人 ハナラボ

2020年度下期 (10~1月) 支援先
・特定非営利活動法人 ターサ・エデュケーション
・特定非営利活動法人 GEWEL(ジュエル)
・特定非営利活動法人 WRO Japan

最終提案に向けて支援先と議論

 

2.キャリア教育支援「Mirai School」

2020年度 訪問実績

・9月12日   東京都立西高等学校(東京都)
・9月25日   渋谷教育学園幕張高等学校(千葉県)
・10月3日   中央大学附属高等学校(東京都)
・10月9日   浦和実業学園高等学校(埼玉県)
・10月21日 秋田県立秋田高等学校(秋田県)

初めての出前授業を都立西高等学校で開催            

 

3.多文化共生社会を目指す教育支援

2020年度下期 (10~2月) 支援先
・特定非営利活動法人ABCジャパン
・glolab
・社会福祉法人さぽうとにじゅういち
・特定非営利活動法人青少年自立援助センター
・高岡外国人こどものことばと学力を考える会(アレッセ高岡)

 

◆関連リンク

JCIEと住友商事とのパートナーシップ(JCIEのホームページ)

100SEED キャリア教育支援「Mirai School」を都立西高にて開催

次の100年に向けたグローバル社会貢献活動「100SEED」(「ESGコミュニケーションブック2020」抜粋)(PDF/1,167KB)

住友商事のマテリアリティ(重要課題)

住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に以下のマテリアリティに資する事業です。

地球環境との共生地球環境との共生
地域と産業の発展への貢献地域と産業の発展への貢献
快適で心躍る暮らしの基盤づくり快適で心躍る暮らしの基盤づくり
多様なアクセスの構築多様なアクセスの構築

人材育成とダイバーシティの推進人材育成とダイバーシティの推進
ガバナンスの充実ガバナンスの充実

本件に関する問い合わせ先
住友商事株式会社 広報部 コミュニケーションチーム
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