2019年10月17日

バード製電動キックボードの試乗会を福岡市にて開催

住友商事は8月31日、福岡市の貝塚交通公園にて、電動キックボードのシェアリングサービスを展開するバード・ライズ(以下、バード)と、バード製電動キックボードの試乗体験会を開催しました。

電動キックボードは近年、近距離移動に適した交通手段として、世界各国で利用が拡大しています。最高時速は約24キロメートルと低速で、小回りが利き、2~3時間の充電で約40キロメートルの走行が可能。手元のハンドルについているアクセルやブレーキで手軽に操作できるのが特徴です。電動キックボードの普及は、交通渋滞の改善やCO2の排出削減につながるものとしても期待されています。

バードは、アメリカ、フランス、イスラエル、ポルトガル、ドイツなど、世界100都市以上で電動キックボードのシェアリングサービスを展開する企業です。欧米では手軽に乗れることから、老若男女問わず、幅広く使用されています。

バード、住友商事新事業投資部、住友商事ロスアンゼルス店、住友商事九州の担当者

日本では現在、電動キックボードは「原動機付き自転車」に分類され、ナンバープレートやウィンカーの設置、運転免許証の携行などが義務付けられています。福岡市は、観光客の移動手段の確保や交通渋滞の緩和を目的に、自転車とほぼ同じ扱いにするよう規制緩和を求め、「電動キックボード特区」を政府に提案しています。

試乗体験会には関係者含め約150人が訪れ、「実際に乗ってみると、想像以上に楽しい」「最初に蹴るだけで自動的に進む。自転車以上に楽だ」「おしゃれで格好良い」などの感想が寄せられました。多数の報道陣が集まり、福岡市における電動キックボード普及への注目度の高さがうかがえました。

住友商事新事業投資部部長の相原堂秀は、福岡市にて試乗体験会を開催したことについて「特区提案をしており、新技術の活用にも熱心で、今回実証実験に採択されたことは光栄」と話し、「規制改革の機運を高めたい」と語りました。

挨拶をする当社新事業投資部部長の相原
試乗前に、乗り方のレクチャーを受ける福岡市民の皆さま
バード製電動キックボード。ハンドルの右手にアクセル、左手にブレーキがあり、手軽に操作できる


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