JAPAN

教育課題に取り組むNPOをサポートする -「教育支援プロボノ」

住友商事では、社員が仕事で培ったスキルや経験を生かし、教育課題に取り組むNPOの運営基盤の強化をサポートすることで、教育分野のさまざまな課題解決を目指しています。

教育支援プロボノとは

プロボノとは、仕事で培ったスキル・経験などをNPOに無償で提供することを通じて、社会課題の解決を目指す活動です。日本国内には、さまざまな教育課題があり、その解決には、行政、教育機関、地域社会、NPO、家族、そして民間企業など、様々なセクターの連携が不可欠です。中でもNPOは、支援が必要な人をサポートする重要な役割を果たしています。住友商事は、「Quality Education(質の高い教育をみんなに)」の実現に向け、教育分野で活動するNPOの運営基盤強化を支援することで、この動きを加速できるのではとの考えから、「教育支援プロボノ」を始めました。

支援先団体のニーズに寄り添う

プロボノ活動は、さまざまな部署から集まった社員が4-5人のチームを組んで取り組みます。支援先となる団体のニーズに耳を傾け、対話を重ねながら、団体が取り組む教育課題、さらに彼ら自身が抱える課題に対する理解を深め、必要とされるものを特定し、成果物として提示します。これまでに行った主な支援内容は、次の通りです。

  • 情報発信支援(広報戦略、ウェブサイト/SNS、パンフレット作成 等)
  • 業務改善支援(業務フロー設計、運営マニュアル 等)
  • 事業戦略支援(事業計画、マーケティング調査 等)
  • ファンドレイジング支援(営業資料、クラウドファンディング 等)
支援先団体とワークショップで課題を整理

プロボノ活動がもたらす変化

  • プロボノを通じて、社会と私たちが密接にかかわっていることを実感できました。また、「思い」が物事を前に進めていくという原点を再認識しました。さらに、「お父さんが社会貢献活動に取り組むなんて」と娘に見直されたことも大きな成果です(笑)。(金属業務部 清水誠次)
  • 社会をより良い方向に変えることを意識して仕事に取り組むことの大切さを、改めて考えさせられました。プロボノメンバーの高い共感力と寄り添う姿勢に、「当社にも、こういう発想の人がたくさん居るんだ」と嬉しくなりました。(水素事業部 幸島公彦)
  • 勉強になったことばかりです。支援先団体の皆さんの情熱や課題意識や突破力。それからプロボノに参加した社員の皆さんのスキルとマインド。普段の業務では出会えない価値観に出会えたことも刺激になりました。(電子機能材部 粟田桃子)
「I am OKの会」のプロボノに参加した(右から)清水、幸島、粟田

支援先団体からの声

この活動は、「好意のネットワーク」でした。プロボノメンバーの皆さんは、私たちの「強み」と「足りないところ」を必死に探し、考え、形にしてくださいました。その資料を活用することで、これまで相手にしてもらえなかった行政が関心を示してくださり、事業委託のオファーをいただくことができました!この機会が、皆さんにとっても有意義なものであったのなら、とても嬉しいです。(I am OKの会 代表 林田道子さん)

「教育支援プロボノ」 活動実績

2023年度

2022年度

2021年度

2020年度

関連情報

社会課題の解決に商社の仕事力を生かす 「教育支援プロボノ」―住友商事「100SEED」の挑戦 Vol.4:【SDGs ACTION!】朝日新聞デジタル (asahi.com)

2023年12月