1. ホーム
  2. 住友商事グループの社会貢献活動
  3. 役職員参加型の社会貢献活動 100SEED
  4. 立教英国学院×欧州住友商事:社会課題に向き合う実践型プログラム

立教英国学院×欧州住友商事:
社会課題に向き合う実践型プログラム

U.K.

欧州住友商事(Sumitomo Corporation Europe Limited、以下SCEU)は、英国にある日系ボーディングスクール・立教英国学院が掲げる「真の国際人」という理念に深く共感し、生徒と共に多角的な視点から社会課題を考える特別プログラム「グローバル人材育成プロジェクト」を実施しました。
SCEUのCEOが同校の理事を務めていることもあり、強固な連携のもと、2025年11月から2026年3月まで全5回のプログラムを企画・実施することに。参加者は高校1〜3年生から選抜された12名で、最終回には 「How to realize “No1 business strategy” by contributing more to the society」をテーマに、SCEUロンドンオフィスにてプレゼンテーションを行い、役職員との交流の機会も設けられました。

第1回:オンラインセッション

第1回はオンライン形式で開催され、小池CEOが住友商事の歴史や理念、事業の広がりや事業戦略を紹介し、住友商事グループが常に変化を捉え社会課題解決に挑戦しながら成長してきたことについて学生の皆さんに理解を深めていただきました。続いて、角田EX副部門長が 「How to Realize Carbon Neutral Society」 をテーマに、エネルギー問題への向き合い方など脱炭素社会実現に向けた本質的課題や住友商事の具体的な取り組みを解説しました。

生徒たちは脱炭素化に必要な手段、社会変革の必要性、企業の役割などについて驚くほど深い洞察を示し、鋭く本質を突く質問が次々と寄せられました。中には哲学的な角度からの問いもあり、議論は活発で知的な刺激に満ちたものとなりました。

生徒たちは各回での学びを踏まえ、その次のセッションでプレゼンテーションをします。3つのグループに分かれ、「脱炭素社会の実現」に向けた事業案の作成という課題に取り組みます。このプログラムの狙いである、考え抜いてクリティカルシンキングを磨き、自らの言葉で発信する力を強化する5か月間の挑戦が始まりました。

第2回:立教英国学院でのパネルディスカッション

第2回ではSCEUおよびSCSK Europeのメンバーが立教英国学院を訪問し、全校生徒172名を対象としたパネルディスカッションを開催しました。SCEUからは初回に引き続き小池CEO、角田EX 副部門長、SCSK Europeからは柴崎社長が登壇し、住友商事グループの事業、多様なキャリア、リーダーシップ、社会に貢献する企業としての姿勢を熱意を込めて紹介。学生からは積極的に質問が寄せられ、時間が足りなくなるほど盛り上がりました。

登壇者の実体験に基づくメッセージは学生の心を強く動かし、
「将来の可能性が広がった」「視野が一気に広がった」といった反応が多く得られました。

続いて、選抜12名によるプログラム第2回を実施し、3つのグループが前回の宿題として準備した 脱炭素社会実現に向けた事業提案を発表しました。テスト期間と重なり限られた準備時間にもかかわらず、実ビジネスの視点までを踏まえた説得力あるアイデアが披露され、企業側の参加者から驚きの声が上がりました。社会人からの助言を真剣な眼差しで受け止め、自らの将来に主体的に向き合う姿が非常に印象的でした。複数の生徒から「今年一番の授業だった」との声も寄せられ、双方にとって学びの深い場となりました。

また、「急速に進化する技術の活用」をテーマに、SCSK Europeの柴崎社長、千葉副社長から発展を続けるAIに焦点を当てた講義が行われ、劇的な社会の良い変化に期待を膨らませると共に、AIがもたらす負の側面、さまざまなリスクについても一緒に考えました。

第3回:技術革新を起点に未来を描く

第3回セッションで学生たちは、2050年までの技術革新によって自らが実現したい未来と、それがビジネスにもたらす可能性についてプレゼンテーションを行い、複雑なテーマに取り組みました。十分に踏み込んだアイデアをまとめるのに苦労していましたが、最後まで粘り強く取り組み、創造性やクリティカルシンキングをしっかり示してくれました。

発表後のディスカッションも活発なものとなり、大胆に考えることの大切さや、指数関数的な技術進歩の可能性についての洞察を共有しました。また、内容の構成や分かりやすさをどのように強化できるかについてもフィードバックを提供し、プレゼンテーションをよりインパクトのあるものにするためのサポートを行いました。

後半では、藤元欧州自動車事業部門長と中島マネージャーが、将来のモビリティについてプレゼンテーションを行いました。自動車や航空機、さらにはそれを超える分野も含め、今後のモビリティを形作る新たなトレンドやイノベーションについて紹介しました。

第4回:次世代テクノロジーをビジネスアイデアへ

第4回目では、学生たちが3つのチームに分かれ、情報転送によってクローン間を移動するテレポーテーション、現実世界の体験の代替となるフルダイブ型VR、そして次世代の空飛ぶクルマについてのプレゼンテーションを行いました。印象的だったのは、その想像力だけではなく、私たちが日常的に当然のものとして捉えている根本的な問いに挑戦する姿勢でした。「移動」とは本来何のためにあるのか、目的地に到達することが重要なのか、それとも体験を得ることなのか、AI、シミュレーション、高度な自動化が進む世界において、人間の価値はどこにあるのかなど、学生たちの思考は、単なるテクノロジーの議論にとどまらず、記憶、アイデンティティ、社会、そして現実と仮想体験の意味にまで広がりました。

SCEUの役割は、そうした未来的なアイデアに対して、同じく現実的な視点から向き合うことでした。そこには、ビジネスとして成立するかという究極の問いも含まれます。議論を通じて、ビジョンと実現可能性を結びつける視点が求められました。すなわち、どのような社会課題を解決するのか、誰が恩恵を受けるのか、どのような市場が形成され得るのか、そしてこれらのコンセプトがどれほどスケーラブルであるのか、といった点です。

学生のプレゼンテーションの後には、「No.1事業グループの実現」をテーマに、2050年に向けたビジネスアイデアを構築するための論理的フレームワークを紹介するセッションを行いました。このフレームワークは、学生たちがプロジェクト最終段階に向けて、自らのアイデアをさらに磨き上げていくための明確な基盤となるものです。

第5回(最終回):ロンドンオフィスでのプレゼンテーション

2026年3月4日、5か月にわたる立教英国学院との「グローバル人材育成プロジェクト」の最終プレゼンテーションが、SCEUロンドンオフィスにて開催されました。

全5回のセッションを通じて、学生たちは住友商事に関連するグローバルビジネスの重要テーマを探究しました。2050年の希望ある世界のビジョンを描きながら、カーボンニュートラル社会、人工知能(AI)を始めとするテクノロジーの進化、そしてモビリティの未来といった社会課題に焦点を当て、それぞれの分野において住友商事グループがどのように「No.1」を実現できるかという提案に挑戦しました。プログラムは集大成となる当日の発表で締めくくられ、学生たちが培ってきたクリティカルシンキングの成長だけでなく、アイデアを実践的で社会的意義のある提案へと発展させる力も示されました。

3つの学生チームは、以下のテーマで発表を行いました。
・AI時代において個人が自身のスキルを活かし、社会で価値を発揮し続けられるよう支援する「AI教育・ジョブマッチングプラットフォーム」
・高齢化社会における人と人とのつながりを促進し、社会的孤立を軽減するためのフルダイブ型VRを活用した「没入型バーチャルリアリティ(VR)ソリューション」
・空飛ぶクルマの未来と、それが社会にもたらす可能性

多くの学生にとって、英語のみで創造的なビジネス提案を行い、SCEU役職員とのライブQ&Aに臨むことは大きな挑戦であると同時に、刺激的な経験でもありました。しかし学生たちは、明確なコミュニケーション、思慮深い回答、そして自信を持った姿勢でこの機会を楽しんでおり、プログラムを通して大きく成長したことが感じられました。

当日は住友商事グループであるEEWのCEOのご子息がSCEUで短期インターンシップ中であったこともあり、プレゼンテーションおよび昼食に参加し、異文化交流や意見交換の機会が生まれました。SCEUの役職員にとっても、新たな視点やエネルギーを得るとともに、次世代の視点から住友商事グループのビジネス戦略や社会的責任について改めて考える貴重な場となりました。

また、AI時代を乗り越え、持続可能で包摂的な未来を築くためには、若いグローバル人材との対話が不可欠であるという住友商事グループの信念を、改めて強く実感する機会にもなりました。

関連情報

ソーシャルメディア
公式アカウント

  • Instagram Instagram
  • LinkedIn LinkedIn
Top