グローバル事例
安全と快適さとデザイン性を兼ね備えた
ユニフォームで感動を届ける
-住商モンブラン-
日本
多様化するニーズに対応
住商モンブランは1950年に白衣メーカー向け生地問屋として創業し、70年代に現在の社名にも使われている「モンブラン」ブランドの使用を開始、創業以来70年にわたり、ユニフォーム業界で確固たる地位を築いてきました。
住商モンブランは、フードサービス、食品工場、医療・介護業界の各分野において、常に業界をリードする新しいユニフォームの企画を提案しています。また、社会の変化の兆候を先取りし、お客さまに安全・快適をお届けするとともに、企業イメージが向上するデザインを提供しています。
販売ルートについては、自社商品カタログに掲載している常時在庫の定番品と、お客さまの企画やニーズに対応する別注品を、大阪本社と東京支店から、全国約1,000社の販売代理店を通じて販売しています。
住商モンブランのブランド名に冠したヨーロッパ、アルプス山脈の最高峰である白く美しい山、モンブランのように、ユニフォームメーカーの最高峰を目指して、お客さまの要望を実現し、社会に貢献するために、新たな挑戦を続けています。
モノづくりへのこだわり
住商モンブランではユニフォームの生地開発から縫製まで、全ての工程において高い基準を設けています。生地メーカーからユニフォームメーカーへと成長した現在も、国内外の有力素材メーカーと協力し、最適な素材をタイムリーに調達するスキルに定評があります。
品質検査をよりきめ細かく行うため、パタンナーや縫製スタッフがサンプル作成・チェックを実施。外部委託が一般的なサンプル制作を社内で行い、「デザイン・機能性の追求」「縫製品の洗濯テスト」「工程・コストの検証」など多角的な視点でスピーディな検証を実現しています。また、品質管理規格書に基づいた品質チェックを通じ、お客さまの要望に応える、より高クオリティな商品提供を目指しています。
環境への取り組み
住商モンブランは、SDGs(※1)を人と地球の新たな幸せを紡ぎだす目標と捉え、ユニフォームで貢献できることを実践しています。環境配慮型素材「オニベジ(R)」の開発や、PETボトル再生繊維、広域認定制度(※2)、カーボン・オフセット(※3)の活用など、いち早く取り組みを始めており、2030年のSDGsの達成に向けて社員一人一人が熱い思いと共に行動しています。
- SDGs:Sustainable Development Goalsの略。2030年までの世界規模の課題が盛り込まれた17の目標。2015年に国連総会で全ての加盟国(193カ国)により採択された
- 広域認定制度:環境大臣の認定を受けた製造メーカーが広域的に使用済み製品の回収・リサイクルを行う際、地方公共団体ごとの廃棄物処理業の許可を不要とする特例制度
- カーボン・オフセット:自助努力ではどうしても削減しきれないCO₂などの温室効果ガスを、他の場所で行われる温室効果ガス削減活動に投資することで、相殺・埋め合わせ(=オフセット)するという取り組み
モノづくりと同様に大切なこと
住商モンブランでは、「即納体制」「品質管理」「商品開発」を柱としたトータルオペレーションシステムを構築し、住友商事グループの総合力を生かしながら、お客さまの満足度を高めるための施策をしています。そして、全国各地の販売代理店とのネットワークや社内コミュニケーションによって情報を収集し、市場ニーズを先読みしています。
即納体制…独自の情報システムと物流システムを組み合わせ、発注から納品、在庫情報までを一括管理。
品質管理…繊維製品品質管理士を配置し、徹底した品質管理により高いクオリティの商品を生産。
商品開発…市場の動向やマーケティングから導き出された内容を軸に、現場主義に徹したニーズに合った商品を開発。
高機能商品やブランドとのコラボレーションとともに知名度アップを
住商モンブランは、デザイン性と機能性を兼ね備えた看護師用ユニフォームも提案しています。業務用PHSを胸ポケットに入れることが多く、作業中にPHSがこぼれ落ちてしまうことがないように、屈んでも簡単には落ちず、それでも取り出しやすいポケットを開発し、実用新案権も取得しました。また、食品工場用ユニフォームでは、動きやすさとサイズ管理を効率化へと導く「スムースフィット」を開発するなど、常に業界をリードした提案を続けています。
住商モンブランは、今後もさまざまなニーズに応えられる「ユニフォームの総合プロデュースカンパニー」を目指し、ユニフォームを通じて感動を届けていきます。
※ 看護の心、ケアの心、助け合いの心を誰もが育むきっかけとなるようナイチンゲールの誕生日5月12日に制定
2021年11月掲載
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