グローバル事例

「豊かに・楽しむ・毎日の暮らし」テラスモール松戸がグランドオープン!

広報パーソン探訪記

2019年12月掲載

報道チーム渡辺 ひかり

2017年入社。現在、広報部報道チームでインフラ事業部門、生活・不動産事業部門を担当。何事も、「とりあえずやってみる!」の精神で生きているが、今年、学生時代からずっとためらい続けてきた「ピアスを開けること」についに挑戦してみた。開ける直前まで、痛いのは嫌だしやめようか、と思っていたが何とか乗り切り、今ではピアス集めが趣味。気分が上がっているうちにピアス作りにも挑戦したい。

2019年10月下旬、千葉県松戸市に「Terrace Mall(テラスモール)松戸」がグランドオープンした。テラスモール松戸は、住友商事とGICリアルエステートが開発し、住友商事グループの住商アーバン開発が企画・運営する大型商業施設だ。松戸市を中心とする周辺エリア(※)では最大級の大型商業施設で、神奈川県藤沢市で開発した「テラスモール湘南」に続く第2号案件である。

今回、テラスモール松戸の開業に伴う内覧会に参加するため、現地を訪れた。

  •  テラスモール松戸から5キロメートル圏内

「テラスモール」とは?

新松戸駅から車で約10分走ると、テラスモール松戸が姿を現す。テラスモール松戸は、2017年に閉鎖した松戸北部市場の跡地、約49,000平方メートル(東京ドーム約1.1個分と同規模)の広大な敷地に立地している。地上4階建て(一部5階建て)の施設はとにかく広く、ファッション、雑貨、飲食店、サービス店など多種多様な全177店舗が出店している。施設内にはやわらかな光が差し込み、明るく開放感のある空間が居心地の良さを生み出している。

住友商事グループは、多様化する価値に対応する新しいタイプのショッピングセンターにとって重要なことは、楽しく、快適で、何度でも来たくなる、テラス空間に象徴される「居心地の良さ」だと考え、これを「テラスの思想」と呼んでいる。テラスモール松戸は、この「テラスの思想」に基づいて開発された商業施設だ。宿場町の歴史を持ち、緑豊かなベッドタウンとして発展してきた松戸という地域と、そこに集う人々との調和を考えて施設設計されている。テラスモール松戸の特長について、いくつか紹介したい。

©Nacása & Partners Inc. FUTA Moriishi
明るく開放感のあるテラスモール松戸の館内。思い思い過ごせるよう、至る所に居心地の良いレストスペースを設けている
©佐藤振一 or ©Shinichi Sato
テラスモールシリーズ第一号の「テラスモール湘南」。2015年には、日本ショッピングセンター大賞で金賞を受賞している

人が集う仕掛けづくり

テラスモール松戸の各フロアをみると、ショッピングゾーンは1階から3階、食品売り場は1階、レストランゾーンは2階、フードコートは3階、映画館は4階に配置されている。中でも、特に地元の期待が高いのは、地域唯一のシネマコンプレックス(※)として、全11スクリーン、約1900席を誇る「ユナイテッド・シネマ」だ。最新鋭シアター「IMAX®レーザー」「4DX」「ScreenX」の3種類が導入されており、迫力ある映像と音響により最高の映画鑑賞ができる。まるで自分が映画の主人公になったかのような臨場感を味わえるのだ。松戸で6年ぶりとなる映画館の誕生に、グランドオープン当日から大勢の人でにぎわっていた。

  •  同一の施設に複数のスクリーンがある映画館のこと。複合映画館とも呼ばれる。

他にも、施設2階中央の吹き抜け空間「アトリウムテラス」にはイベントステージが設置されている。「こもれびステージ」というステージ名称は、約2,000票のお客様による投票により決定したもので、施設イベントの開催のほか、地域のサークル・団体への貸し出しも行う予定だ。3階のフードコートの一角には「キッズスペース ロコロコ」を設け、世代を超えた地域住民の交流や、子育て支援情報の入手ができる環境を整えている。「キッズスペース ロコロコ」には読み聞かせなどを行う「ゆったりゾーン」と元気に遊べる「アクティブゾーン」の2種類のエリアがあり、子供の性格や年齢によって遊び方を選べる。施設北側に位置する「けやき広場」は、水と音と光の演出が楽しめる噴水を設置しており、30分ごとに約4分間のショーを行っている。

松戸ライフをサポートするため、生活者の多様なこだわりに応える幅広い選択肢を持っているのがテラスモール松戸の最大の魅力だ。施設は木を基調とし、自然光を多く取り入れた構造により、開放的な空間に仕上がっている。多くの人に来場してもらえるよう、楽しさや居心地の良さを感じてもらうための工夫が至る所に凝らされていた。

「IMAX®レーザー」「4DX」「ScreenX」の3種類全てが導入されている 映画館は全国でも珍しいそうだ
© Nacása & Partners Inc. FUTA Moriishi
「アトリウムテラス」はテラスモール松戸を象徴する吹き抜け空間となっている。「こもれびステージ」は写真手前に位置している
© Nacása & Partners Inc. FUTA Moriishi
「キッズスペース ロコロコ」は、聖徳大学の学生と共にコンセプトから使われ方まで検討を重ね、誕生した
「けやき広場」という名前は、施設北側に位置する「けやき通り」にちなんで名付けられた

松戸でしか味わえないグルメが充実!

テラスモール松戸を説明する上で外せない特長の一つに、「食の充実」が挙げられる。1階には、食物販ゾーン「キタイチバ」や当社グループの大型スーパー「サミットストア」、2階にはレストランゾーン「けやきダイニング」、3階にはフードコート「ケヤキッチン」を展開。千葉県や地域で初出店の、注目度の高い店舗が満載だ。

松戸北部市場跡地ならではの1階食物販ゾーン「キタイチバ」には、地元で有名な鮮魚店、和惣菜店、流行りのスイーツ店などが出店している。さまざまな個性の店舗がひしめき、市場のような活気とにぎわいを感じられた。大型スーパー「サミットストア」では、春夏秋冬に合わせたデザインをデジタルサネージに表示することで季節感をアピールしていた。また、従来と比較し曲線や凹凸のある店舗レイアウトにすることで、商品を探す楽しさを打ち出し、お客さまの店舗滞在時間が長くなるようにしているという。ライブ感のある作業場やイートインコーナー「サミCafé」も設置されており、わくわく感が感じられた。

2階の「けやきダイニング」は、施設北側のけやき通りに沿っており、大きなガラス窓からは暖かな光が差し込む。和洋さまざまな12店舗が立ち並ぶほか、飲食時間帯以外も人々に足を運んでもらえるよう、窓付近にはレストスペースを配置している。3階の「ケヤキッチン」も明るく開放的な空間となっており、松戸自慢のグルメを含む10店舗が出店し、約750席の一大フードコートとなっている。一人用の席や、親子で使いやすい座敷の席など、多様なタイプの席を用意することで、用途に合わせて思い思いに過ごすことができる。

地域の特徴を生かし、地域と共に創り上げていく「地域メイド」の姿勢で開発を進めたテラスモール松戸。今回、内覧会に参加したことで、多くの関係者の協力のおかげで、テラスモール松戸は開業を迎えることができたのだと実感した。グランドオープン当日はあいにくの雨にもかかわらず、約1,500人が待機の列をなしていたという。豊かな暮らしをサポートし、人と人をつなげる生活交流の場として、長く愛される商業施設であってほしいと強く思った。

© Nacása & Partners Inc. FUTA Moriishi
「キタイチバ」は松戸北部市場の名残を感じさせられるような、仮設感のある空間となっている
© Nacása & Partners Inc. FUTA Moriishi
店舗とテラスが融合した路地のような空間を演出している「けやきダイニング」
© Nacása & Partners Inc. FUTA Moriishi
フードコート「ケヤキッチン」には10店舗が出店し、そのうち5店舗が周辺エリア初出店だそうだ

(おまけ)広報パーソン松戸探訪記

松戸発祥で絶大な人気を誇る行列店「中華蕎麦 とみ田」の新規店舗「松戸富田麺桜」がテラスモール松戸3階のフードコートにオープンした。つけ麺に詳しくない筆者だが、「大つけ麺博2018」でグランプリを獲得した日本一のつけ麺店と聞き、内覧会終了後に立ち寄ってみた。注文したのは、テラスモール松戸店限定メニューの「甘エビ濃厚つけ麺」。どうやらブタ・トリを合わせた濃厚なエキスに大量の甘エビの頭を入れて煮込んでいるようで、甘エビの旨味と香りがストレートに伝わってくる一品だ。筆者は、基本的にスープは飲み干さない派なのだが、あまりにもつけ汁がおいしく、割りスープを加えてきれいに完食してしまった。ほかの店には時間の都合で立ち寄ることができなかったので、次回はプライベートでテラスモール松戸を楽しみたい。

テラスモール松戸限定の「甘エビ濃厚つけ麺」。筆者が食べ終わった頃には 長蛇の列をなしていた

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