小学生と進める商品の
共創プロジェクト
(フェイラージャパン)
JAPAN
フェイラージャパンは、小学生とのコラボレーションを通じて、
子どもたちが想いを込めてデザインしたハンカチを
自ら販売するプロジェクトを展開。
未来を担う次世代の成長を後押しするとともに、
地域と社会をつなぐ“共創の学び”を広げています。
【第1回】小学生との共創〜
ワクワクする渋谷をポケットに
フェイラージャパンと小学校との共創は、2023年に始まりました。東京・渋谷の中心部に位置する渋谷区立神南小学校の5〜6年生が取り組む、探究的な学びを目指す「シブヤ未来科」の趣旨に共感し、フェイラーのハンカチを使って新しい渋谷土産をつくる「シブヤミヤゲ」プロジェクトを実施しました。
フェイラージャパンのデザイナーやマーケティング担当者などの社員が講師として同校を5回訪問。ブランドやものづくりについて説明した後、子どもたちは「渋谷土産にふさわしい商品デザイン」を考案しました。
「使うたびにワクワクがいっぱいのシブヤを思い出して楽しくなる」——そんなハンカチを目指して、スクランブル交差点やランドマーク、区の花であるハナショウブ、カフェとスイーツ、多様性を表現するレインボーカラーなど、8つのチームから出されたアイデアを、フェイラーのデザイナーが一つのデザインにまとめました。
子どもたちの原画と商品化された「JINNAN SHIBUYA MIYAGE」
ドイツにて熟練した職人によるシュニール織で製作された「JINNAN SHIBUYA MIYAGE(ジンナンシブヤミヤゲ)」は、2024年9月に発売され、即完売となりました。販売担当者から接遇の姿勢や言葉遣いを学んだ子どもたちは、フェイラー銀座本店や渋谷駅周辺施設などで実際の販売活動にも参加しました。
関わった児童からは、「ものづくりから販売まで、今まで知らなかったビジネスの世界を知ることができて、とても良い経験になった」といった声が寄せられています。
【第2回】1枚のハンカチに込めた、
海を守る願いのストーリー
第2回となる2025年の取り組みは、港区の小中一貫教育校お台場学園とコラボレーションしました。目の前に東京湾が広がる同校の児童が、海苔づくりなど海に関する学習を通じて得た「いつまでも美しい海を守っていきたい」という想いを発信する「ブルーシープロジェクト」です。
神南小学校と同様に、8チームが制作したコンセプトとデザイン案をもとに、子どもたちのアイデアを1枚のハンカチに込めました。カクレクマノミの「ルビー」とウミガメの「ココ」、そして子どもたちが一緒に海の環境を守っていく。ハンカチをメディアとして子どもたちの願いを発信します。
お台場学園の子どもたちのアイデアと願いから生まれた「ODAIBA GAKUEN BLUE SEA(オダイバガクエンブルーシー)」は、2025年11月6日(木)に発売され、売上の一部は、海の環境を守る教育活動支援に充てる予定です。
フェイラージャパンでは、引き続き小学校と連携した活動を推進していきます。
子どもたちの原画と「ODAIBA GAKUEN BLUE SEA」
活動に関わった社員から
フェイラーのブランドを
未来へと繋ぐ挑戦
2022年、フェイラーは日本上陸50周年という節目を迎えました。これまで多くのお客様に支えられてきたフェイラーが、今後100年続くブランドとして成長していくためには、「お客様と社会に必要とされる存在」であり続けることが何よりも大切です。
今回の2つのプロジェクトも、その想いを形にするための一環です。小さな取り組みではありますが、フェイラーらしさを生かした、目に見える形での社会貢献活動として今後も継続していきたいと考えています。
フェイラージャパン 吉野 陽子
フェイラーのすべてのデザインには、一つ一つに名前とストーリーがあります。このプロジェクトでも、地域の活性化や自然環境保護をテーマに、子どもたちと共に新たな物語を紡いでいます。
ものづくりから販売までの体験を通じて、子どもたちがフェイラーの世界に触れ、未来のファンになっていただくこと、そして欲を言えば、将来の職業選択の一つとしてデザインやPR、ファッションビジネスなどに興味を持ってもらえたらと思います。
また、活動に携わった社員からは「自社で働いていることに誇りを持てた」という声が寄せられています。直接関わっていない社員やお取引先様からも応援の声をいただき、プロジェクトを自分ごととして発信していただいていることを嬉しく思っています。
これからもフェイラーは、お客様と社会に寄り添うブランドとして、毎日の暮らしに幸せと心踊る楽しさをお届けし続けてまいります。
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