助けを必要とする農村地の小学生にも、
学びの環境を - 「ボタンアップ」
THAILAND
タイ住友商事では、重点地域内にある僻地における小学生の教育環境改善に、1年に2校のペースで取り組んでいます。
「ライトアップ」プロジェクトは、21世紀の子供たちに質の高い教育を提供するための教員人材を育成します。
「パワーアップ」プロジェクトでは、学生のビジネスに関する理解を深め、多くの学生たちが感じてきた大学教育と社会人生活とのギャップを埋めます。
そして、「ボタンアップ」プロジェクトでは、小学生が安心して学べる環境を整備します。このプロジェクトでは、重点地域内にある農村部における小学生の教育環境改善に、1年に2校のペースで取り組んでいます。

「ボタンアップ」プロジェクトとは?
農村部の学校の多くは、生徒の能力を高めるのに必要な設備が十分に備わっていません。安全な飲料水、スポーツ設備、中には教材すらない学校もあります。私たちは、こうした学校環境を改善し、生徒が学校を「第二のホーム」のように想い、好きになるための手助けをしたいと考えています。そして将来、生徒たちが自分たちの手で出身校を更に良くしたいという想いのもと学校に戻り、自らが学んだことを後輩に伝えるというサイクルを形成することで、世界をより豊かにしていきたいと思っています。

幼稚園にトイレ・洗面所設備を寄贈
自分たちの努力で、学校をよりよく
2021年には 生徒たちのために3つの学習課題を用意しました。それぞれの課題をとおして21世紀に必要とされる技術(創造性、クリティカル・シンキング、コミュニケーション、協働)を生徒が学べるように工夫しています。そして生徒が課題を仕上げるたびに、学校に「ご褒美」を出すことで、生徒は自分たちの努力で学校を良くすることができたことを誇りに思います。


手作りの道具を使い、ソーシャルディスタンスについて学習
研修準備も社内で力を合わせて
コミュニケーションや協働について学ぶのは生徒だけではありません。コロナ禍のなか、タイ住友商事の社員は生徒たちへ小さな贈り物と励ましのメッセージカードを用意し、彼らがパンデミックの状況下でも楽しい生活を送るためのお手伝いをしています。今年は89人のスタッフが協働し、299人の生徒全員にプレゼントを届けることができました。お礼に生徒たちがサンキューカードを書いて「感謝の木」に吊り下げ、タイ住友商事に送ってくれました。我々はこの木をオフィスのエントランス前に飾りました。

タイ住友商事の役職員皆で力を合わせ、生徒たちへのメッセージカードを用意

タイ住友商事から子どもたちへの小さな贈り物

子どもたちが、「感謝の木」に自分たちの書いたサンキューカードを吊り下げる様子
2021年度訪問校
- 2022年3月9日:
- ワットポーエン校(タイ、アーントーン県)
- 2022年3月11日:
- ワットタノン校(タイ、アーントーン県)