1. TOP 
  2.  Enriching+ 
  3.  ランチも仕事もサステナブルに。欧州で再エネ普及に挑む、ドイツ住商社員の信念

2024.10.10

Culture

ランチも仕事もサステナブルに。欧州で再エネ普及に挑む、ドイツ住商社員の信念

世界で活躍する住友商事(以下、住商)グループ社員の日常、そして総合商社の仕事を、「ある日のランチ」と共に紹介する連載企画「商社パーソン、今日何食べた?」。今回は、ドイツ住友商事デュッセルドルフ本社でバイオマスエネルギーの開発プロジェクトを手掛けるLeo Sakaguchiに、お気に入りのランチや仕事に関するエピソード、休日の過ごし方などについて聞きました。

  • ドイツ住友商事 バイオエネルギー部門

    Leo Sakaguchi

    ドイツ国内の航空会社のエンジニアリング部門や食品ロス削減対策を行うスタートアップ企業を経て、2017年にドイツ住友商事へ入社。メディア・ライフスタイル部門にて、欧州の洋上風力発電や石油・ガス業界の顧客を対象とした事業開発に従事。2022年からはEII部門(※1)で、バイオマス燃料のトレードおよび開発を担当している。また、コーポレートメッセージの浸透を目指す「The Next Century Project」や住商が実施する社会貢献活動プログラム「100SEED」 で、グローバルアンバサダーを務めた。

    ※1 エネルギーイノベーション・イニシアチブ SBU。2021年に設立した、カーボンニュートラル社会の実現に資する次世代エネルギー事業創出を目指す営業組織

Q1:今日のランチのメニュー、ポイントについて解説してください。

<Leo Sakaguchiの今日のランチ>
ビーガン・シュニッツェルをメインにした手作り弁当

普段はドイツ料理よりも日本食を選ぶことが多いですが、今日は大豆が原料のビーガン・シュニッツェルをメインにしたお弁当を持ってきました。梅干しをのせた白米と一緒にいただきます。環境への配慮と栄養バランスに優れた食生活を大切にしており、CO2排出量も考慮して、肉を使わない手作りのお弁当を選びました。

Q2:あなたの働く職場について教えてください。

デュッセルドルフにあるドイツ住商のオフィスは、活気にあふれた国際的な職場です。年齢や国籍もさまざまで、休憩時間には一緒に食事をしたり、テーブルサッカーを楽しんだりするなど、同僚との交流も盛んです。若い研修生から経験豊富なスタッフまで幅広い世代が働いていること、その多様性が強みですね。業務上は英語でコミュニケーションを取ることが基本で、多くの優秀なグローバル人材が集まっていると感じます。

私が住商を選んだ理由の一つは、コーポレートメッセージである「Enriching lives and the world」の下、「世界をより良い場所にしていこう」という企業の姿勢に共感したからです。大企業だからこその強みを生かして、環境や社会にポジティブな影響を与えたいという想いが強くあります。

ちなみにデュッセルドルフには、日本人が多く暮らす「リトル東京」と呼ばれるエリアがあるんです。独特の魅力や雰囲気を持つエリアなので、日本の文化やビジネスがどのようにしてデュッセルドルフに定着したか、街を散策しながらドイツの友人に紹介することもあります。

Q3:あなたの担当業務について教えてください。

インフラビジネスにおけるエンジニアリングを専門としてきた自身のバックグラウンドを生かし、再生可能エネルギーの普及に尽力しています。具体的には、バイオマス燃料やSAFの開発といった現在の業務を通じて、エネルギートランスフォーメーション、つまり、脱炭素社会へ向けた取り組みに貢献しています。この仕事は、サステナブルであることを重視する私の価値観や想いと合致しているので、日々大きなやりがいを感じますね。

業務以外にも、「100SEED」のグローバルアンバサダーとして活動したり、子どもたちの多言語能力を促進する事業アイデアで社内起業制度「0→1(ゼロワン)チャレンジ」に応募したりと、さまざまな活動を行っています。

Q4:現在の担当業務において、特に印象に残っている出来事はありますか?

変動が激しいバイオマスエネルギー業界に携われることは、非常にスリリングであると共に、大きなモチベーションにもなっています。エネルギー業界において貴重な資源である木材をエネルギーとして利活用していくこと、木質バイオマスのグローバル・サプライチェーンを知ることは、私にとって大変興味深いですね。

木質バイオマスを輸送する巨大なバルク船の隣に立ったとき、まるで「象の隣にぽつんとたたずむネズミ」のように、自分がとても小さく感じたことを今でもよく覚えています(笑)

Q5:プライベートの時間はどのように過ごしていますか?

時間があるときは、音楽制作を楽しんだり、スポーツクライミングの国際大会でDJの活動を行ったりしています。また、人工的な国際共通語として知られるエスペラント語を娘に教え、3代目のネイティブ・スピーカーとして育てることにも力を入れています。エスペラント語は、国境を越えて人々をつなぐことができる素晴らしい言語です。

Q6:あなたにとってのEnriching lives and the worldとは?

私は、「Enriching lives and the world」というメッセージを、住商グループが持つ独自のプロフェッショナリズムと協調性が込められた言葉であり、グループの総合力を発揮して、社会全体やステークホルダーに貢献していくという私たちの決意を表したものだと考えています。世界をより良く、サステナブルなものにしていくために、これからも自身の仕事に誇りを持ち、情熱を注いでいきたいと思います。

Recommend

編集部のおすすめ

2024.5.27

Culture

生粋の関西人が国際ビジネスの現場へ。学びと刺激にあふれたロンドン駐在の日々

2023.10.12

Business

カーシェアと駐車場を組み合わせた便利なサービスを提供するAimo Parkのモビリティ事業

2024.8.15

Culture

「TOMODACHI住友商事奨学金プログラム」設立11年目 元奨学生×メンター社員対談「留学が終わってからも、私の人生のメンターです」

2024.7.2

Business

議論の段階は終わった。どう実現する? 住友商事が取り組む「本気の脱炭素」

2024.2.26

Culture

住商の新人が現場訪問!福島・浪江町に「国内駐在」 先輩の素顔は

2023.10.26

Business

グリーン電力を全国へ。脱炭素を実現する、新たな電力ビジネスとは

Ranking

人気記事ランキング

2024.10.24

Culture

住商女性社員のお仕事愛用品。海外、出張・外出先もこれ一つで完璧!

2024.9.30

Business

住商が目指す「デジタルで磨き、デジタルで稼ぐ」とは? “DXの旗振り役”巽CDO・CIOに聞いてみた

2024.9.20

Business

所沢駅西口にエミテラス所沢開業!西武グループと住商が10年にわたり取り組んだ街づくり

2024.1.29

Culture

「体育会系ばかり?」「堅実すぎる?」 よく聞かれる10の質問に新卒採用担当がお答えします(前編)

2024.10.10

Culture

ランチも仕事もサステナブルに。欧州で再エネ普及に挑む、ドイツ住商社員の信念

  • twitter
  • facebook
  • facebook